第四等の指導者
「禄(ろく)を持(じ)し、望(ぼう)を養い、身を保ち、寵(ちょう)を固め、国家の安危(あんき)もほぼ懐(こころ)に介せず」
私利私欲に走るのではないが、失敗を恐れて警戒ばかりする小市民者。自分の地位、身分、俸給などを失わぬことに尽力するタイプ。口先だけで国の安危、国民の利害などに無関心、自分を守ることに精一杯の人物。