78日 人間と自然の関係は

 自然と人間は多様な統一であって、単一ではない。単一頑固は生命、創造の真姿ではない。万物を通じて万物を生かすこそ天道であり、神道であり、その実践が人道である。

天地自然は人間の故郷で、故に人は自然を愛し、深山幽谷、山紫水明の処に神を祀り、神社を建てるのである。それは自然であり、必然であり、当然であって、決して偶然ではない。そこで聖地にお詣りしたとき、我々は最も自然になり、神に近づく。そこに参詣の貴い意味がある。

大自然はこれを象徴していうと天である。天が万物を造り万物を化し、ついに人に至った。人生の大則