中国、あれやこれや 7

平成18年7月

 1日 中華思想

優越意識、唯我独尊主義、天下国家思想、華夷思想、自己中心主義、正統主義、統一主義、文化至上主義、王化思想、王道理論、大同主義、大国主義、強国主義という連想がある。

中華とは中華なるものへの自信過剰意識で、過去の栄光にすがるだけの頑迷な信念だが、その時代錯誤意識により中国人の民族意識が形成されている。世界、近隣諸国の不幸である。
 2日 明の中国人学者の見解

明末の儒学者、李卓悟が著書「蔵書」の中で、中国人は、いかに自己礼賛するかで一所懸命になるが、自己批判には全く関心が無いと指摘した。

中国人が時代錯誤から抜けられないのは、簡単に言えば自己批判不能の民族だということである。
 3日 中国人には出来ない正しい歴史認識

近代の於ける中国人の屈辱、ソ連帝国主義、アメリカ覇権主義による中国侵略という被害妄想、受けた苦難という危機感の裏には強烈な優越意識が潜んでいるのだ。

優越主義の再建であり教化を中国人は希求し歴史の自己反省の足りないものがある。この思想は極めて世界にとり危険であろう。歴史から教訓を汲み取ろうとするものがあれば、素晴らしい出発点となるのであろうが。これは韓国にも当てはまる。
 4日 中国人の進歩の障害 それは中国人が温故知新であり、後ろ向きの尚古主義だからであり進歩の妨げとなっている。 過去を知ることと、未来を切り開くことは違う別の次元であるがそれが全く欠けており、未来の大きい足枷となるであろう。
 5日 中国停滞の主因 それは中華思想にある。それは尚古主義と同義語であるからだ。進歩の先頭に立つことはできない。 尚古主義は古典崇拝主義でもある。かれらの日常生活の規範的道理は「五経」であり無謬のものとなつている。思想は古いほど良しとしているから中華思想では創造性を喪失する。
 6日 古典の権威にすがる中国 中国人にとり古典はキリスト教徒の聖書以上に絶対無謬となっている。その古典とは祖法とは毛沢東思想に他ならない。 それは思考や実証は無益なものであると排斥する。生活は思考によるのでなく、書物の中の先例に従うとなり二千年の拘束を受けてしまうのに気付かない。
 7日 中華思想は未来否定思想 過去を理想化し、讃えるだけの思惟方法は現在と未来に対する堕落と頽廃を生ずるだけであろう。 中華思想は人類の進歩を阻む障害になるであろう。その危険な中華思想で、軍事恫喝を背景に、世界秩序に挑戦しようとしているのであり危険極まりない。
 8日 世界への貢献意欲ない13億人 国外逃亡した中国民主活動家は各国の心ある人々から支援を受けながら、結局は私利私欲に走ったと言われる。 彼らは民主を訴えながらも中国政府によるチベットの軍事占領を支持し、台湾の民主化、自由民投票まで中国分裂の動きだとして反対している。民主運動家の化けの皮は剥がれて単なる身勝手な民族主義者だと判明したという。
 9日 中国13億人

8億人以上の農民は九重苦に喘いで自分さえ守れないという。1千万人もいるプロの強盗集団、二千万人もの黒道分子(ヤクザ)は犯罪の企みしか持たない。

党幹部は汚職に熱中、国家指導者は軍拡と他国への恫喝に心酔し文化人は政府に阿諛迎合に余念ない。そもそも中国人の念頭には天下国家はなくまして世界への貢献とかの形而上的思念は皆無である。
10日 中国の台頭は世界秩序の崩壊 上述のような中国が一つの超大国として世界に大きな影響力を行使しようとして着々と危険な国々に賄賂と 武器の輸出で外貨にまかせて世界の秩序を乱し初めている。これらは人類に対する大罪である。人類社会の秩序は崩壊の過程に入ったのではないか。
11日 中国共産党のもたらした災禍 北京天安門広場の毛沢東像の両脇にスローガンがある。「世界人民団結万歳」と「共産主義勝利万歳」である。中国は「世界革命の中心基地であり、政治、軍事の中心であり技術の中心即ち世界革命の兵器の工場」 であることを誇りにし朝鮮戦争、ベトナム戦争、カンボジア大虐殺に進んで関与した、災害騒乱の元凶である。 現在は軍拡に最大の力を投入し、世界各地の反米石油保有国の幹部を収賄しレアー・メタルも確保策謀中の危険国家である。世界の既往秩序破壊中である。
12日 不衛生超大国の中国 SARS(中国肺炎)の拡散は中国政府の疫病情報隠蔽によるものである。世界に流行する悪疫は大抵中国を源 に拡散された災禍である。13481351年にヨーロッパを襲ったペストの発祥の地は南宋時代の中国である。
13日 不衛生超大国の中国2.

近代流行のペストも発源地は中国の雲南、更に香港経由で南北米大陸に拡散したのである。

風邪系の伝染病はたいてい中国発祥、スペイン風邪のインフルエンザも中国南方から拡散した。日本に於ける伝染病ルーツも殆ど中国であった。
14日 不衛生超大国の中国3. 天然痘、麻疹、赤痢、コレラ、梅毒はほとんど中国からである。 江戸時代は、中国の広東か寧波から唐船で長崎、対馬、琉球から全国へと拡散していた。
15日 不衛生超大国の中国4. 不衛生極まりない生活環境に由来する。歴代王朝は殆ど大疫病により人口が激減し王朝滅亡の導火線となっている。 今日の中国も極めて不衛生、B型肝炎のキャリアーは7億人、肺結核のキャリアーは5億人。エイズウイルスの感染者は1千万人以上、しかも年率3割の増加である。世界疫病センター中国であり中国人が人類にもたらす災禍は実に深刻である。
16日 人類進歩に反逆の中国 政府の使命は国民に豊かな生活をさせることであろう。世界の関心は富国強兵より人権、環境である。この進歩に唯一逆らっているのが中国である。 共産党独裁で情報操作を強化し言論封殺は国民だけでなく外国の機関までしている。グーグルも不甲斐ないが中国を支援したことになる。それだけ中国の指導者は自信が無いのである。恐れているのは民意である。
17日 中国は崩壊する 中国はやがて崩壊すると発言したのはゴードン・チャンだけではない。中国の御用学者である胡鞍鋼までも「中国の国富の半分は、党幹部など人口1%に集中し、絶対多数の人間は経済改革の恩恵を受けていない。しかも経済格差は拡大し、破滅的な悲劇が待っている」と言う。 この破滅的な危機を回避する為に、軍備拡大に狂奔していると言える。それは「富強」と「世界の前列に立つ」でありアメリカの「独覇」への対抗である。
18日 中国のこの傲慢 「世界のすべての解放運動は、中国思想の光に浴さなかったものはない。世界のすべての平和と進歩は、中国思想の恩恵と功徳から得られたものである。」「中国の戦争は天に代わって仁義を行うもので、戦争の歴 史は「道徳戦争」と「正義の戦争」の歴史である。「世界のすべての文明はは中国から来たものだ」という言葉が中国人たちの間でよく交わされるという。この時代錯誤の代物は自滅するというのが過去の中華帝國史が証明している。
19日 中華帝國再建の手段 核実験を続行し、大陸間弾道ミサイルなどのハイテク兵器開発、軍事費二桁の続行、とアジアから米ロの軍事力後退により出来た真空を埋めるのに躍起となっている。 これらの軍拡で諸国から特に懸念されているのが海洋進出であり、21世紀は海洋の世紀、だから12億人の中国人にとり海洋は絶対欠かすことのできない民族的生存空間だとしている。
20日 めざす海洋中国 「海に出なければ中国人の未来はない」の認識である。ソ連崩壊後、中国は国家戦略の重点を「三北」から「四海」(黄海・渤海・東シナ海・南シナ海)に移し、国土防衛戦略も、かっての「 敵を深く誘い込む」の陸の戦略から、海洋進出に変更している。
「守勢」から「攻勢」に転じ「地理的国境」から「戦略的国境」
(大陸棚国境線、陸海空・宇宙三次元)を重視作戦である。
21日 戦略的国境線 その防衛の為に、80年代半ばから、中国海軍の防衛区域は、北はベーリング海、オホーツク海、日本海から、南は南シナ海、西太平洋、さらにはインド洋に至 るまでの「戦略的国境」の防衛線を規定すると共に2010年を目標に空母の建造を着々と進めている。そして太平洋に進出するためには、どうしても台湾を攻略しなければならないとしている。アジアの海に激浪を立てている。
22日 アジアの海が中国内海か アジアの海が中国の内海と規定された暁には「琉球は中国の不可分の領土だ」と叫ぶであろう。日本がその中国内海を通り東南アジアから輸入する石油も「内海」で取れた魚介類も、中 国の「内海」からの盗品だと難じてくるであろう。日本だけでなく、多くのアジア諸国は中国の顔色を窺わなくては生存は難しくなる。これは将に中華帝國の天朝朝貢柵封秩序の復活であり現実に中国はそれを目指している。
23日 中国を救った日本 陸の帝國は20世紀に入り揃って崩壊した。世界史の巨流の中で欧米諸国が列強として成長し進出し新大陸、アフリカ、インドやアジアも植民地化され清国と日本だけが残った。その清国も英国・フランス・ドイツ・ ロシアに分割される運命にあった。そのような運命から中国を救ったのが日本であった。日本は欧米による植民地化という世界潮流の中で、逆に短期間で列強の仲間入りを遂げたのは時代への対応力の賜物である。
24日 中国を救った日本2. 日本は黒船の来襲があれば、開国維新に踏み切り、文明開化、殖産興業という文明への改宗に成功、そして日清・日露戦争で国家存亡の危機を見事に乗り越えたのである。 ことに日露戦争はアジア防衛、有色人種防衛のための戦争であった。処が中国の歴史学者は日露戦争を語る時、ただ単に日本の中国侵略という見方しか出来ない。
25日

中国を救った日本3

当時の世界潮流、列強間の力学関係を一切見ようとせず、中国は日本の侵略の野心という見方しかできない。政治の道具が中国の歴史 学に於いては「真実」が最大の敵となるのである。日露戦争後、ロシアの南下が食い止められ、西欧列強の勢力も中国からの後退の兆しを見せ始めた。
26日 中国を救った日本4. もし日露戦争で日本が敗れたなら、まず日本は伊藤博文が覚悟していたように、ロシアに蹂躙され植民地になっいていたであろう。そして大陸はどうなつたか、ロシアは計画通り、満州、朝鮮を版図に組み入れた。清国も西欧列強により分割が進められたであろう。 ロシアの南下は猛烈なスピードで進み、中国には大混乱があったであろう。そして中国人は、日本という近代化支援者を失い、二度と立ち上がる機会を与えられなかつたであろう。日本の日露戦争勝利が、中国を亡国の淵から救ったのである。
27日 善意の通じない中国1. 黒船襲来以降、日本は黄色人種対白色人種の対立図式をいち早く見て取っていた日本の官民は、東アジア諸民族が同文同種、同俗同州であると共感、共鳴、親近感の強化も相まって、大アジア主義と言ったアジア共 同防衛構想、思想、理想が形成された。日本の国益追求だけではなく「アジアは一つ」との信念の下で、先ずは何としてでも欧米による中国の分割だけは阻止し中国の再興を待ち共同でアジアを守りたいというのが明治人の念願であった。
28日 善意の通じない中国2. 日露戦争後も「シナ保全」を対中外交の基本路線とした日本だが、「シナ分割」を目指す欧米列強に比し、中国から日本は「反日」「侮日」の嵐に見舞われた。これに関して内田良平などは、「保全」と言った心優しい姿勢ではかえって中国人の「侮り」を受けるだけだ、寧ろ英国のような冷酷で高圧的な態度で臨まない 限り、中国人とは交際できないとの意見書を政府に提出したが、蓋し正論であり21世紀にも通用する。
日本人の心優しい民族性が亡国の危機にある中国を救おうとし、かえって中国から侮られも、騙されても、「夷を以て夷を制する」の外交戦略に乗せられても愚弄され、翻弄されてもお人好しもただひたすら中国の「覚醒」を信じ続けて敗戦した日本である。
29日 善意の通じない中国3. 日中戦争時代の中国を検証する。簡単に言えば、日本は蒋介石に対して、アジアの和平はおろか、英米植民地勢力を引き込んで日本と対立させ、更には自国の内 戦に日本勢力を巻き込みアジアを混乱の淵に陥れたのである。なぜ中国は自国の分割の阻止をしてくれる日本に反抗し、中国の領土分割の野心を持つ欧米諸国にばかり歩み寄ったのか。
30日 善意の通じない中国4. それは中国が国家防衛という大義を持たないで全く分からないからであろう。統一国家という概念の欠けた 中国だからである。これは実に愚かな民族性である。これは日本にとり実に不幸である。
31日 善意の通じない中国5. 私は、その上に、中国の時代錯誤の中華思想が彼らの意識の中にあると思う。これは韓国とて現在も同様である。中華思想は絶対に日本を尊敬しない、真実でも口に出したり敬意を表さないのは21世紀の中国・韓国の対日態度を見れば理解できる。 だから、中国や韓国は決して日本と和解をしないであろう。靖国神社問題で決して引かないであろう。日本を赦す気などは全く無いと自認しておいたがいい。それが中華思想である。日本のお人よしは決して現代でも通じない。だから日中友好団体など利用されるだけである。核爆弾を準備するしかないであろう。