鳥取木鶏会 例会講話趣旨
昭和30年、英国ポンド1008円、米ドル360円、
平成23年 英国ポンド 130円、米ドル 80円、
中国元 15円 ウオン 7銭
19世紀は英国の時代、20世紀はアメリカ時代。
21世紀は果たて??中国に資格ありや??
1.
ドル支配の終り
欧米の銀行家や経済専門家で、この論議が沸き起こっている。地球規模の経済バランスの予測では新興6ヶ国――ブラジル、インドネシア、韓国、インド、中国、ロシアーーー
がこれからの世界経済の主要原動力になる。これらの国々は「最後の拠り所の米ドルに依存しなくなり、2025年には少なくとも「3準備通貨」体制に移行する、と云うもの。
ウオールストリートジャーナルは日本ビイキの新聞だが、中国の膨大な資本剰余金により、人民元が準備通貨の地位を得る??
―――問題は米国ドルの信認が問われてきた。
-----指導者不在、國際的経済政策不在の日本、バブル前はその気になれば日本円が基軸通貨かと云われた時代もあった。
震災復興資金はある日本!!!!
2.
日本の持つ対外純資産 250兆円以上
3.
米国債を売れば金はある
4.
米国債 政府保有 80-90兆円
金融機関企業 170兆円-160兆円
米国債 ニューヨークに保管され、米国の許可無しには手に触れられぬ代物。金庫の開扉の鍵は米国が持つ。
5.
身口意 懺悔偈
我昔所造諸悪業 皆由無始貧瞋癡
従身語意之所生 一切我今皆懺悔
人には貧瞋癡(とんじんち)(むさぼり、いかり、おろかさ)の三毒の心がある。(仏教=三つの根本的な煩悩(ぼんのう)。すなわち、対象を求める貪欲、怒りである瞋恚(しんい)、真理を見失う愚痴のこと。)
この三毒の心がはたらき悪しき行いをしてしまう。人はこの三毒の心のはたらきを抑えて、大地自然の道理に則して生きる理想的人間像である仏に近づこうとするのですが、どうしても三毒の心を消滅できない。この三毒の心のおもむくままに勝手気ままな自分本位の生き方をしてしまう、これが普通の人すなわち凡夫である。 凡夫の生きざまを業という、悪しき行いは凡夫の悪業。天の声やご先祖の視線が倫理となり、三毒の心のはたらきが抑えられるのだが、現代人には自己の権利意識のほうが強くなりすぎたようだ。 大地自然の道理のもと、自然体である自分という生命体は己の意思にかかわらず心臓は鼓動を続けている、さまざまな臓器も己の意思にかかわらずその働きをしてくれている、自己の身体を構成する60兆個の細胞も生きている限り己の意思にかかわらず新陳代謝をしている。ところが三毒の心がはたらくと、悩み苦しむこと、すなわち煩悩が多くなり、それにともないストレスが大きくなるから臓器の働きにも影響が出てくる、すなわち心身が病んでしまう。
悪しきおこない(悪業)を生きることがどれだけ苦しいことであるか、でも悪事に慣れてしまうと少しぐらいは、これくらいはという思いが、慣れっこになり、さらにどん欲な気持ちが働き、悪事の程度が増していくのだ。しかし、どんな軽い悪事でも、やがて大きな結果をもたらすことになるだろう。
三毒の心のはたらきを少しでも抑えて、自然体に生きることができれば一番楽な生き方ができるはずだが、人は執着、欲望が尽きぬから、さまざまな悩みを自分自身でつくってしまうのである。悩み苦しみのない生き方のために常に三毒の心のはたらきを抑えて(懺悔して)、日々を楽しく生きたいものだ。
不安な時代、なにごとにおいても落ち着かない現代人にとって、視点を地面の高さにまで下げてものを見ることが、より良き生き方につながる。しっかりと地に足をつけ、いつも生きる姿勢を原点の地面の高さにおいて、身の丈をわきまえて、只今を生きることだ。
6.
中国・アメリカ問題
7 アングロサクソンのこと