日本の好感度が世界1 

43日、中国のポータルサイト「新浪」のブログページに、「日本の好感度が世界1位なのはなぜか」という題の文章が掲載された。 

米タイム誌が発表した調査結果を踏まえながら考察している。


この調査は世界56か国12万人を対象に実施したもの。世界20か国の好感度をみると、

1位日本(77%)、
2
位ドイツ(72%)、

3位シンガポール(71%)、

4位米国(64%)、

5位中国(62%)の順。

▼戦後、日本は米国に次ぐODA拠出大国になった。
 日本の対中ODAは累計27000億円。中国が諸外国から受け取った援助額全体の669%に相当。
 北京市の地下鉄や国際空港、高速鉄道などが、日本の援助を受けて建設されたもの。

▼日本の経済力と科学研究を重視する姿勢が、各国から高く支持されている。

 
 日本の科学研究費は世界2位。ドイツ、イギリス、フランス3か国の合計額をも上回る。科学研究費の対GDP比率で世界1位をキープ。また、科学者数も世界2位である。

▼日本のクリーンな政治への信念が、世界的に高く評価されている。
 日本はクリーンな国として認知度が高い。今年、国際NGOが発表した「2008年贈賄調査」で、クリーンな国 トップ5にランクインしている。

▼日本の団結精神を、中国人は謙虚に学ぶべき。 

明治維新時、武士階級は一つになり、士族解体を受け入れた。しかし、それは日本が、初唐期(78世紀 初頭)における個人の損失を後回しにし、改革のために団結した精神を見習ったことを一因としている。  

中国人は「個」を重んじ歴代君主の偉業を忘れ、日本人は「群」を重んじ武徳の精髄を悟った。

▼日本人が大切にするマナーや公徳心が、歴史問題における負の印象を覆させた。
 日本人のマナーの良さは世界中で知られている。道端で痰を吐いたり、ゴミをポイ捨てしたりするような ことはない。一方、どこの国に行っても中国語で書かれた「痰を吐くな」「手で触るな」「中国人出入り禁止」と いう注意書きを目にする。外国で日本人を排斥する動きはない。そのターゲットは決まって中国人だ。

 なお、ブログ著者は親日派ではないとのこと。

「中国侵略に対する恨みは深い」としながらも、 「日本から学ぶことも多い」とまとめている。