守屋武昌
小池防衛大臣との確執がメデイアや政界を賑わしている。
1,お粗末なことである。
2,次官が人事権者に文句言うとは、これが最も悪い。守屋君、身の程を知れ。逆の立場なら貴君の部下は文句を言ってきたのか。原理原則を守らなくてはならぬ。
3,守屋君が総理大臣に面接し文句言うのは越権行為である。実に行き過ぎである。傲慢であり思い上りである。
4,安倍総理大臣も、このタイミングで守屋次官に会ったのはいけない。会うべきでなかった。
5,森元総理が、切腹する人を後ろから斬りつけたとの言い方は当らない。
6,石破元防衛大臣の発言「文民統制に反する」というのが本質的な指摘として妥当な判定である。
7,そこで、小池大臣、少し早まった、タイミングが不味いのは、矢張り、スタンドプレーというか私心があった、人情の機微を知らぬから失敗したのである。
近年の政治家の発言、人事の手法を見ると、人間性というのか、人情、人間性への配慮が足りぬ、人物いまだしだなと思う。政治家・官僚には特殊の意識が生まれてしまつていて人間性の心理を知らない政治家・官僚ばかりのような気がする。
また、官僚の思い上がりは甚だしく憤りさえ覚える。
やはり、守屋次官を五年も据え置いたことに最大の問題がある。官僚の分限を越えた出処進退であり無礼な応対辞礼であった。
平成19年8月20日
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典