8月27日 政治 その六
中立ということも、只どっちにも就かぬということではない。自ら信ずる所あって、その価値判断に照じて、いずれにも与することも正しくないから、一歩その上に出ることが真の中立である。故にいづれが正しいかということがわかって、その正しい方に就かぬというのは卑怯であり不義である。 醒睡記