安岡先生の「改革五原則」

先生は、江戸時代の改革者の失敗例を引用されているがシナの宋時代名臣・王安石について論及された。

王安石は、宋の神宗を支え、矛盾ある体制を果敢に改革した政治家である。王は、旺盛極まりない革新的理想と政策を以て、いかなる因習的勢力にも負けることなく所信を貫き改革を実現した。

王は、重臣たちの事なかれ主義に憤り、旧勢力と古くなった体制を排除するために新法を作った。法律の力しか改革できぬと考えた。然し、結局破綻する。