徳永の世界管見 平成27年8月
ドイツに思う
ドイツがchinaのAIIB銀行に投資した。
ドイツは、chinaと頗る良い関係である。またドイツは、ロシアと呼吸が会っている。
ドイツはドル支配から抜ける為にEU通貨を創造した。
ドイツはEU圏で一人勝ちの圧倒的地位を固め、EUの盟主であり、EUは言うなれば「ドイツ帝国」の観すら窺がえる。
ギリシャなど、国の出来た1829年の独立から現在までの半分の期間はデフォルトか支払い遅延にある。いい加減な国であるが少しは同情すべき点はある。
ここで、思い出した、日清戦争で勝利した日本が得た遼東半島に干渉した、三国干渉でありロシアと組んで返却させられたのだ。
このような潜在的傾向がドイツにはあると言うことだ。決して情緒的にドイツを処遇してはならぬ。
ドイツに親近感を持つのは対チャイナとの国益上、決して油断してはならぬと感じている。
平成27年8月3日
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典