徳永の「仏教観」    平成258月例会 

釈迦の教え  生は苦なり 生老病死

 この世は苦しみだらけ

 生きて、老いて、病となり、死す  

先祖伝来の菩提寺の説法

 極楽浄土   鎌倉時代の大衆の認識のまま 

鎌倉仏教と現代僧侶の疑問   末世観なし 

現代僧侶への疑問      宗教者に非ず 

霊に就いての思考       spirit

              霊とは己のスピリット

各宗教のキーワード      心 

仏壇の仏像   阿弥陀仏か寺院以外は宗祖像 

釈迦の言葉は   「真理の言葉」=法句経のこと 

釈迦の仏教とは  現実直視、科学である。

  因果律  この世は原因と結果の因果則で動いているたけ==大自然に「恣意は無い」
               生老病死は誰も救えない苦しみ。 
               あらゆる現象の背後には、「因果」の法則が作用。
      あらゆる出来事は、必ず何らかの原因によって発生。

      物事は、全て原因と結果の関係で連結している。

     「因果応報」は釈迦の根本的哲学==科学性あり。

      「この絶対的な苦悩の中で平安を保ち安穏な人生を
歩むにはどうするのか」==こ      れこそ宗教の原点 
 苦の原因 「私たちの心」に在る。
              心の作り出す様々な悪心、悪行が輪廻となる。
      輪廻を停止し、絶対安穏なものにする為に
心の中の悪い要素=煩悩の遮断。                  自分自身の努力により心の煩悩を断ち切るこれしか無い。  

  極楽・浄土は生きていて実現しなければならならぬ。これこそ真の幸福を得る唯一の道。  煩悩  自分は「無明」=愚かさこそ諸悪の根源。物事を、正しく、合理的に考える力の欠     如していることが本質的暗愚=無明である。 
         「自分を変えるしか救いは無い」自分の救済者は自分しかない。  
  執着  これこそ解脱の鍵執着しなければ「一切皆苦」から解放される。 
   自分 諸行無常 自分などは仮想の存在。ありもしない自分中心に世界を捉えるのが無明。

 難解な釈迦の仏教だから没後500年後に大乗仏教が生まれ神秘の力で救済されてきた。