徳永の「世界管見」
アメリカの疲弊 トランプ迷惑
スエ―デン
「来年から徴兵制を復活した」、
何気ない新聞記事だが、問題の本質を流した新聞はなかった。
問題の本質は、ロシアに近いベルト海、プーチンロシアの軍事拡大傾向を見ての復活である。
万一、ロシアに侵略されてもトランプアメリカが介入するか分からないと踏んだのである。
ドイツ
他国に安全を依存する時代は終わったとメルケル小母さん。
歴史の回顧
第一次世界大戦、そして第二次世界大戦の二つの口火を切ったのは欧州であった。
米ソ冷戦の幕を閉じたのも欧州ドイツのベルリン。
国際政治が激動する時、良くも悪くも欧州がその発端となっている。
欧州の出来事は歴史的に見て、人ごとではない。
欧州諸国は、
「米国におんぶに抱っこでは平和を守れないと、自前の安全保障に乗り出しているのである。
日本の姿は、民主党に見る如く情けない。中国や韓国に買収されている政治勢力――政党もメディアも反日諸団体もーーがあるのであろう。
ドイツでは核兵器保有論さえ飛び出している。
これらはトランプの同盟を軽んじる発言のせいである。トランプは非礼な態度をふりまわし「米国は信用できない」と強い印象を持たれている。
中国とかロシアも見通している。それは習近平とすプーチンを見れば想像がつく、北朝鮮とてアメリカの足元を見抜いている。
Euいのユンケル委員長は、欧州同盟は、外国任せにではないと明言した。
では、アジアはどうであろうか。
トランプは日韓へは露骨な批判は避けている。
アメリカと欧州の同盟は、構造的なもので、あつれきは絶えずあったが、ブッシュとかオバマ時代は大統領が人間として信頼されていた。
だが、トランプは「人間としても信頼できない」と判定されつつあるのではないか。
日本も油断ならぬ。
対して野党のぶさまな安保改革は「うとましい」、国賊的である。
欧州諸国には信頼できる隣国や同盟がある。
歴史を回顧すると、コロンブスのアメリカ大陸以降の500年、私のいわゆる西欧の原理の時代であるが、次々と、世界的覇権国が出てきては消え去った。その数16回、覇権国家が移動した時、戦争しないて覇権が移動したのは2回のみである。
さて21世紀、中国が台頭中である。強権的な中国の習近平、同様に強権的なトランプ。衝突の可能性は否定できない。
トランプアメリカは口だけのように見える、さてどうするのか。両国は経済の結びつきが強いから戦争しないというが、ドイツとイギリスは、そう言われていたが戦争に突入した。
尊大に習近平、目的は着々と進めているように見える。
日本は、中国の手に落ちた民進党、メディアが総力を挙げて反安倍をやり、成果を上げつつある。
お粗末な政治家のせいで実に危機的な情勢。慰安婦は中国主導の世界的なもので各国に慰安婦像が定着しつつあり深刻であります。
日本の近隣には核保有の三国、中国、ロシアそして北朝鮮、そして仲の悪い韓国である。
歴史にイフ、朝鮮半島は「核」を保有した、南北は同一民族である。
核保有国として統一したら、歴史的大事件、半島はアメリカ、中国、そしてロシアと肩を並べられる。
おぞましき事態で危機をまともに受けるのが日本。
政治家が貧困である。
経済のみで、国家を、安保を考えないできた日本人、その事態が現実化しつつあるのに、与野党のあの国会、私の20年の警告は予想通りに展開してきた。
当たらないでほしい。
欧州より日本の苦悩は極めて深刻であるが、ひ弱で幼稚な野党、そして言いたくないが、稲田らに見る如き、平和ボケの面々、
「一体、日本をどうしてくれるのか」と大声で叫びたい!! 平成29年7月8日
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典