国防の原理


「法律、正義、自由の理は、国内を保護するに足れども、境外(国境の外)を保護するは、兵力にあらざれば不可なり。万国公法も、ただ国力の強弱に関す、局外中立して、公法のみこれ遵守するは小国のことなり。大国に至りては、国力(軍事力)を以て、その権理を達せざるべからず。」

「今、それ兵備の費を惜しみ、平和の事に充るは、誰か之を欲せざらん」。

つまり、軍事費など削りたいのは誰でもだ。

しかし「一旦、戦が起これば、多年倹勤せる貯蓄は倏忽(しゅんこく)()蕩尽(とうじん)するにあらずや」。


                          久米邦武より引用
  
年金も国家あってのものである。本末転倒の参議院選挙はまさに亡国の選挙也。

       
     平成19年8月8日

              徳永日本学研究所 代表 徳永圀典