大天井ヒュッテー水俣乗越ー東鎌尾根ー槍ヶ岳
大手天井ヒュッテでは、宿泊者は少なかった。私は、食後直ちに睡眠についた。それでも、睡眠は先ず十分で気力満々で出発した。私は夢にまで見た、「恐い梯子」と鎌尾根であった。無数というような梯子は無難に乗り越えたが、油断ならない瓦礫と石の上りには閉口した。下りは負けないのだが、私は登りに弱い。
だが、それにもまして、快晴の中、日本の中央地帯から、北アルプス連峰の山々、八ヶ岳の山々、南アルプスの山々、後立山連峰などを鮮やかに、雄大に終始遠望することが出来た。そして富士山が、遥かにその麗姿を超然と見せているのだ。槍ヶ岳山頂では、関西学院の生徒三名が。北鎌尾根を登攀しきった現場に遭遇し、私は思わず「拍手」した。この若者の如き勇気があれば、日本も捨てたものではない。
平成20年9月11日
ポイント | 着 | 発 | 歩行タイム | 休憩タイム | ポイント概況 | |
大天井岳ヒュッテ | 5:20 | 天気快晴、いよいよと思う。 | 牛首山山麓を経て稜線へ。 | |||
ビックリ平 | 5:58 | 0:38 | 稜線に出た、一気に展望が開けた。 | アルプスの山々が目の前だ。感激の連続だ。 | ||
貧乏澤分岐 | ここから北鎌尾根の貧乏澤に | 下り写真を撮影する人と分かれる。。一人だ勇気あると思う | ||||
赤岩岳 2768米 |
ここは知らぬ間にパスしていた。 | 喘ぎ喘ぎで余裕はない。 | ||||
西岳登山口 | 7:37 | 7:50 | 1:39 | 0:13 | ここで友人は登ってくるという。私は体力温存で待機。 | だが、後悔した。頑張って登頂すべへきであった。 |
西岳ヒュッテ | 7:51 | 8:05 | 0:01 | 0:14 | ここでコーヒータイム。 | ここから急激な下りである。 |
水俣乗越 | 9:05 | 9:25 | 1:00 | 0:20 | 長い、長い梯子。 | 梯子だ見て下る。 |
東鎌尾根 | 遂に鎌尾根に取り付く。見上げるばかりの急な瓦礫のピークばかり。梯子が無数にある。格別危険ではないが要注意 | 喘ぎつつ、呼吸ほ調整しつつ登る。槍が岳の威容に痺れつつ頑張った。 | ||||
ヒュッテ大槍 | 11:15 | 11:46 | 1:50 | 0:31 | ここでジュースとか補給した。 | お茶漬け食べる。名案の食料 |
槍ヶ岳山荘 | 12:50 | 13:15 | 1:04 | 0:35 | ここでチェックインし部屋入り | 荷物置いて山頂へ。 |
槍ヶ岳 海抜3180米 |
13:40 | 14:15 | 0:25 | 0:25 | ||
槍ヶ岳山荘 | 14:28 | 0:13 | 二回目となると自信が出来ていた、始めての登山者が山頂 | で立ち上がれないのを、微笑ましく見た。3名の関西学院の生徒の北鎌尾根登頂に敬意を呈する。 | ||
総時間 9:08 休憩時間2:18 |
実歩行時間 6:50 |
下山して、黒部五郎岳、双六岳、樅岳、西鎌尾根を展望 | 南岳、穂高、大天井、常念、富士山、八ヶ岳、南アルプス、後立山連峰等々を飽かず眺めた。 |