3.廟堂(びょうどう)に立ちて大政を為すは天道を行うものなれば、(いささ)かも私を挟みては済まぬものなり。いかにも心を公平に操り、正道を踏み、広く賢人を選挙し、能くその職に()うる人を挙げて政柄(せいへい)を執らしむるは、即ち天意なり」

国家の政治を行う者は、天道を行うことと同じであるから少しも「私」を介入させてはならぬと言うことに尽きる。現代は政党さえ、党利党欲に見える、況や国会議員に至ってはだ。