4.「人材を採用するに、君子小人の弁、(こく)に過ぐる時は却って害を引起するものなり。その故は、開闢以来、世上一般、十に七、八は小人なれば、能く小人の情を察し、その長所を取り、これを小職に用い、その材芸を尽くさしむるなり」

要するに人材を採用するには君子と小人を厳しく区別せずに職につかせることだと言う。そして、小人の長所を発揮させよと言うのである。