籠山 905.5米  
                        
                                  鳥取県智頭町 平成21年9月14日 曇 鳥取木鶏会登山部主催

なぜ、私が単独行までして籠山に登山したのか。れっきとした多年の思いがある。
鳥取から用瀬への街道は智頭街道(因幡街道)と称するが、河原町辺りに来ると、正面の智頭辺りの山波の上に、三角の山頂部を一際高く見せる山がある。ここ十年以上に渡り運転手や色々の人に何と言う山かと聞いたが誰一人特定できないでいた。
それが偶然、ある人から、それは「籠山」だと聞いた。そして鳥取港沖の船人が港への帰途の目印として来た山だとも聞いた。目から鱗が落ちて是非とも登山したいと、ここ1ヶ月間思い続けて来た山であった。
本日、登山して見て理解した、この山から、鳥取市内とその沖の日本海、そして因幡街道即ち智頭街道が全部ばっちりと展望できる。そして岡山県境に近いから那岐山・滝山・爪ヶ山が東方面の至近にばっちりと見える。勿論、智頭盆地の田園風景も美しい。
樹林帯を抜けて稜線歩きは素敵である。だが、山頂まで3時間を要した。幾多の小ピークを乗り越えなくてはならぬ。道は明快。だが、この季節、マムシ三匹、他の蛇2匹を見た、蛇の多い山である。
余禄だが、用瀬町の洗足山の威容には驚いた、素晴らしい、魅力ある山だ、興味をそそられた。だが幼児から尊崇の氏神様の、あの三角山が洗足山のジャンダルムの如き存在で小さい、これは驚嘆そのものであった。
平成21年9月14日 曇

ポイント 歩行時間 休憩時間 ポイント概況 備考
鳥取 JR発8:00
智頭駅 8:57 9:00
岩神山登山口 9:15 9:20 0:15 0:05 駅の裏、分かり易い。 道標がある。ここから直ぐ樹林帯の道が続く。
岩神城跡 337米 9:48 9:55 0:28 0:07 智頭街道を見下ろす位置に草ぼうぼう、松林の三段。 ここから長い、長い樹林帯、途中東北の山に登山している心友からメール。
700.4米 分岐 11:10 1:15 ここらで漸く樹林帯を抜けた。低木となり見晴らしよくなる。 智頭盆地が見えるくらい。鳥取市方面はまだ見えない。
尾根道合流点 11:30 0:20 急勾配がある。ススキ多し。 道はよく整備されて広い。
急勾配合流点 12:05 0:35 ここから展望抜群となる。低木が続く、マムシ多し。三匹確認した。 洗足山の威容。我が生地の三角山の小さいことよ。
無線塔 12:12 12:20 0:07 0:08 広場、ここで昼食しようと思いリュック置く。休憩し展望。 智頭町から津山方面、上郡方面の道がよくわかる。
籠山 905.5米 12:30 12:40 0:10 0:10 ここまでにまた蛇を見た。無線塔から下りそして登る。 笹が刈ってあるがその下に蛇がいる。
無線塔 12:50 13:25 0:10 0:35 昼食した。お握り、カップ麺、紅茶。 みかんなどでゆっくりして展望を楽しむ。
合流点 14:05 0:40 ピストンコースの予定が気が変わりルート変更にトライしたのが失敗の原因。 曲折のある長い下りには参った。失敗した。
中田登山口 14:37 0:32 ここからジャリの林道だが、また曲折ある長い林道。 一時、再び登りもあり参った。栗が多い。
坂田集落 15:10 0:33 テクテクと歩くしかない。樹林の暗い道でよくない。予定より余裕がなくなつた。急ぐ。 途中でのルート変更は失敗、ピストンなら早いが面白くないと思ったのだが。
智頭駅 15;40 15:52 0:30 それでも、この籠山には大満足した。
それは懸案の山であり展望が素晴らしかったからである。
鳥取駅 16:44
総時間
6:40
休憩時間
1:05
実歩行時間
5:35
総括
岡山県が近いので那岐連山がよく見える。鳥取沖の海、市内、そして智頭街道(因幡街道)がパッチリと見える。智頭盆地から智頭急行線と因美線との分岐とか町の様子、なによりも用瀬町洗足山の堂々した山には驚いた。それに引き換え三角山の小さくいことよ。用瀬町内から見た両者の様子の違いに圧倒された。マムシがいなければ再び登山してもいい山だ。