平和大使協議会鳥取講演
平成21年8月22日 午後14時
演題:『縦糸の霞んだ日本織』
日ごろ考えていることをお話してみたいと思います。
アメリカ凋落の兆しが表面化し、世界は覇権国の移動を模索する世紀的大激動へ突入している。
日本も戦後60年の仕組みが行き約まり、大混乱の政治状況となって表れている。
要するに、世界的規模での、パラダイムの地滑り的変化を内蔵した地殻変動起きつつある。
それは世界歴史の過去500年の覇権者であった白人の支配原理即ち西洋原理による世界構造が破綻に直面しつつあると私は見る。
次なる世界の覇者は中国なのか、それほど単純ではありますまい。中国は普遍性に欠ける。
私は好奇心旺盛なんです。一つ質問があります。
ご家庭で祝日に国旗を掲げておられますか。掲げておられるお方、大変失礼ですが、手を上げてみて下さい、
祝日は、国をあげて祝う気持ちの国民の表現であり、伝統的、よき美風なんですがね。単に遊ぶだけの日ではないのであります。
さて、次は
皆さん、英語のハッピーバースデイの歌をご存知ですね。ご家庭で、お孫様達とクリスマスケーキを食べながら歌っていますね。幼稚園とか小学校でもやるところがありますね。
happy birthday to you 、happy birthday to
you、happybirthday
dear tokunagasan、
happybirth day to
you
これ、疑問に思いませんか。ここは日本国であり日本民族です。日本国民が家庭で、幼稚園で、なぜ英語で歌うのですか。
クリスマスはキリストの生誕前夜祭ですね、クリスチャンでもないのにキリスト誕生をお祝いする。おかしいと思われませんか。
バレンタインデイもそうですね、こんな無節操な国はない。
物事の原理原則に無節操だと現在の日本国のように国家の構造・社会を大きく揺るがせてしまう。
分けのわからない日本人、国家、社会となる。
最近は、毎日のように親が子供を、子供が親を殺すニュースばかり、情けないニュースばかりです、日本は、なぜこんなことになったんでしょうか。
私は、色々考えてみましてね、つまるところ、
この原因は、やはり余り欧米化し過ぎてしまった、
と言うよりも、日本人が先祖伝来の、本来の日本の良き伝統を忘れ捨ててしまった事に原因があるとしか思えないのです。
「伝統の断絶」ですが、戦後は、核家族となり、更に日本の正史を学校で教えないから「世代的伝統断絶」が発生している。
それで今日は、色々と話してみたいと思います。日本、日本人をクローズアップさせる為、実に色んな事を話してみたいと思います。
外国より優位にあるとか、決して唯我独尊の主張をしようとしているのではありません。
諸外国と較べて、余りにも日本人はアイデンティティを失ってことを指摘したいのです。
日本の歴史は2千年近いですね、また、世界的に難しいと云われる大変レベルの高い日本語を持つ民族です。
アルファベット26文字の表現力と比較してみて下さい。
漢字、ひらがな、カタカナの3つを自由自在に、国民全員が読み書き出きる民族なんて、世界には日本以外はないのです。
それを生み出した日本人の叡智と歴史は内心、誇っていいのです。
それなのに、なぜ自信が持てないのか。
英語民族のように、なぜ英語の歌が定着したのか、なぜでしようか。おかしいと思われませんか。
明治は鹿鳴館時代後と戦後日本とに、重大なカギが秘められていると思うのです。
さて、この英語のハッピーバースデイの歌、多くの人は無意識で歌うのでしようが英語でなんともないお方は既に精神的に日本人でなくなっている。
直訳はですね。
「誕生日おめでとう、この繰り返しの簡単なもので、情緒も何もないですね。」
日本の誕生日の歌をご存知ですか。あのテノール歌手、藤山一郎氏作詞です。
曲は全く同じですが、歌ってみましょうか。
「祝えや、いざ、君の誕生日、いついつまでも健やかなれ」
どうですか、しみじみとした情感・親愛感・格調も高いものがありますね、無機質な英語の歌と比較して。
そう思えないのでしたら既に日本人でなくなっているのかもしれませんね。
君とは対話する相手ですね、対等の相手です。
この日本語の格調の高い、感性豊かな表現力を感じられませんか。
英語なんて単調極まりない、粗雑なもの、言語には民族の感性、知性、レベルが現れるんですね。
英語の雨はレイン。日本は凄いですよ、五月雨、時雨、驟雨、夕立、雷雨、小雨、糠雨、しとしと雨、長雨・・・
民族を成り立たせているのは金や物ではありません、その民族の精神であり心であり伝統であり言葉です。
日本語で使い分けている、心、精神、精霊、幽霊などは英語では、スピリッツで殆ど表現する。
アメリカ文化のいいものもあるけど、あの国は世界の難民を集めなくては成り立たない国です。貧富の差の烈しい社会構造の国です。
欧米の各国は基本的に、国内に、支配、被支配の民族関係を歴史的に内蔵している、まだ人権差別の国と言えます。
日本は欧米より遥かに平等の国です。歴史を正しく知ればすぐわかる。
アメリカは、人口の3パーセントの富豪が富の36セントを保有する国、日本と同一に論じられません。
アメリカのGMの役員の退職金を思い起こせばすぐわかる。日本の大企業の役員など安いものだ。
日本は戦後、そのアメリカ文化に毒されたままで、本来の日本民族の魂を失ったからおかしな社会になった、
日本人は、自らの持つ原点、というか、日本の原理原則を大切にしないから、長い間に変な方向に進んでしまった。
特に戦後核家族となり、親達が子供達に先祖のしてきた事を教えていないから妙なこととなってしまったのですね。
学校さえも国の先祖の事績を教えない、だから伝統の断絶が起きた。おじいさんやお婆さんが孫に国の先祖のことを教えない、親も教えない、伝統の断絶が諸悪の原因です。
クリスマスはキリストの誕生を祝う祭りです、日本人のキリスト信者は織田信長時代はザビエル以降、過去五百年経過したが人口の1パーセントしかいないという聡明さがあるのに、何故クリスマスを祝うのですかね。大晦日の年越し蕎麦で家族団欒でいいのですがね。
敗戦後、無意識に戦勝国の英語に隷属化しているのです。
日本人の心がまだ外国に占領されたままなのです。早く気づいて今の間に直しておかないと本当に二千年栄えある日本は日本でなくなる。
物事には原理・原則は重要です。外交でも交際でも原則に欠けるから相手にジリジリとやられるのですね。
――外国との現実の関係や外交交渉を見ていればよく分かります。
自分の国の原理・原則は努めて守らなければならない。言葉を守ることからやらなくてはなんない。
.ハッピーバースデイの歌だけではありません。
近年は米国の属国みたいに英語が氾濫し過ぎです。
例をあげます。
家庭内暴力と言えば良く分かるのにどうして、ドメスチックバイオレンスというのか。
影響評価?アセスメント
内部関係者---インサイダー
納得診療?インフォームドコンセント
外部委託?アウトソーシング
政権公約?マニフェストーー政党も議員もマスコミも大バカだ。
提携――アライアンス
デフレーターーー経済の総合指標
バカみたいですね、マスコミも官僚も学校の先生方も政治家も財界も国民も、要するに上に立つ者の見識が無いからでしょう。
最近マスコミもお粗末で実に軽薄だから、英語をそのまま使用する。
ユダヤ人は古代に国家・国土を消滅させました。
古代から四千年の間、1000年間は他国の奴隷でした、即ち
エジプトの奴隷に340年、バビロン、アッシリア、ローマの奴隷が1000年間、キリストの生れた2000年前はローマの奴隷でした。
イスラエルは亡国し、約2000年間、民族は離散してばらばらとなり、世界各地を放浪して第二次世界大戦後、遂にパレスチナの地にイスラエルを建国し民族の夢を果たしたのですね。
2000年経過した後での国家復活成功の秘密は何であったのか。
ユダヤ人は世界各地にバラバラになって居住し幾多の迫害を受けたけれども、どこの国に居住していても子々孫々に自分達の国語を伝え続けてきたからです。
国家とは物でもない、勿論お金でもない、民族の言葉であり伝統であり精神であることが分かります。
だからユダヤ人は2000年後の太平洋戦争終結後に、国土、国家復活の夢を果たすことが出来たのであります。
スペインとアメリカの属領となり母国語を失ってしまったフィリピンのようにならない為にも日本語という世界に誇る言葉をいついつまでも大切にし、子々孫々に正確に伝えて行かねばならないと思うのであります。
英語の氾濫に国民も怒りを示していいと思う。だが見識のある日本人が表に出てこない。
テレビなど不勉強なキャスターが勝手なこと言ってる、不勉強な連中が新聞やテレビを作る、無責任で、あんなもの信用してはならないとこもある。
新聞しか読まない人とインターネットで情報取得する人の乖離が大きく存在する。
また活字離れによりテレビが一億総白痴化を推進している。困ったことであります。
ニュースとは真実の事ではないのです、ニュースとは、こんな出来事があったという程度なんです。テレビ・新聞を鵜呑みにしてはなりません。
殺人事件でも垂れ流すだけですね、報道しても最後に、一言、こんなことをしてはいけませんと、メデイアが言えば相当違う。
どのテレビも一言も言わず詳しすぎる程犯罪手口を指導する。真似る奴が多発している。怪しからん。―
明治初年、怒涛のように西洋文化が入ってきた、文明開化時代と歴史ではいうのですが、この文明開化という言葉も実は可笑しいのです。
私に言わせたら西欧より日本のほうが文明度は遥かに高かった。
明治初年に於いてさえ、近代法と近代技術以外の文明は日本が遥かに優れていた事をキレイに捨て去ったことが事後百年に亘り日本の伝統文明を捨て去る契機となったと言える。
日本人は「足るを知る」の精神、ある程度食べられ生活できれば宜しいとする考え方。必要以上に余り物質的、量的なものは求めないで、寧ろ精神的質的なものを希求する。美的、詩的なものを求める。
西洋は「財産を増やし、努めて快楽の生活を目的とする」となる思想。つまり快楽をとめどなく追求、西洋の大邸宅など、やたらに使わない部屋、部屋一杯に家具、美術品を飾りつける。要するに物質的な追求がとめどない。
でも、明治はまだ識者や指導者がしっかりしていたから怒涛のように西洋文物が入ったが英語を立派な日本語にしていますね。
その時から現代まで、漢字の本家本元の中国に日本製漢字を膨大に輸出しています。
今、中国政府の要人が日本に発言しているが、彼らの話す、政治・経済・社会・科学・の言葉は日本製の漢字なのです。日本語でスピーチしているようなものだ。
――中華人民共和国――
――某台湾人のメールーーー
国字を作り出した明治人の教養
――西周氏―島根県、森鴎外の従兄弟。
漢字は本家の中国にもない国字を創造し中国にも輸出した。
――理学・物質・元素・分子・引力・電気・主観・客観・定義・命題・前提・演繹・帰納・郵便・銀行・科学・概念・思想・観念・唯物論・唯心論・社会・印象・経済・文明・交通・哲学・手続き・引揚・鉛筆・演説・会話・計画・原則・侵略・危機・情報・環境・化学・信用・
――書道・華道・武道・王道・人道・道場・海老・海女・陽炎・狼煙・大蛇・火燵・
こんな立派な日本の先祖がいたのに、英語現象は特に敗戦した昭和20年以降で完璧になりました。
外国語を日常生活に使用すると日本人でなくなるのです。だから、日本人は自分を失った状態にあると思います。
国家、民族の縦軸なるものが分からなくなっている。
人間なんて風土の産物です、日本の風土、先祖が何万年生きてきた日本人、何万年の知恵と歴史という風土を大切にする、残して継続する。
即ち日本人自身の原点をきちんと知らないから最近のように変なことになる。
国の「縦糸」と「横糸」
一つの織物に例えれば、比喩であるが、その織物の基調をなしている縦糸、それを「縦軸」とする。そしてその織物を彩なす横糸が「横軸」であろうか。
「縦軸」に就いて
織物の例を国に置き換えると
日本の縦糸の太い芯糸
1. 我が国は、世界唯一の稀な形態を持つ国家である。天皇というひたすら、仁徳を希求し、国民の平穏安全を祈念する、世界の国々の羨む「政経分離」の元首を、二千年に亘り、「男系の血筋を元首として」一系してきた。言うならば「世界遺産」に匹敵する存在の日本の天皇である。これは「世界の文化人類遺産」であり、人類の叡智の所産とも言える。
2. 我が国の創生は、その天皇を核として生まれと言う絶対的事実、それが連綿として二千年に亘り繁栄、発展しあらゆる文化、芸術、伝統が育まれてきた事実がある。又、それがそのまま21世紀の先進国として健在し益々発展していると言う、これまた絶対的事実。これは、世界史に見られぬ奇跡的事実である。
3. このように、日本国は天皇を語らずして日本を語ることは出来ないのである。好むと好まざるを問わず、陰に陽に日本人はその皇室の掌の中で生きてきたのである。極端に申せば、日本民族は天皇を「総親」とした宗家なのである。天皇に姓がなく、名のみであることが如実にそれを示し、また天皇の名前には必ず「仁」が名付けられている事も、諸外国の王室に比べて大変誇り得ることなのである。仁・忠恕は天皇の根幹を示す思想であり、連綿とした歴史的事実なのである。
4. これを日本人個人に比例すれば、我々の親があり祖父があり、曽祖父があり、先祖代々がある。自分の存在は、これらの祖先の、依って然らしむものであり、永遠に繋がった存在である。国であれ、個人であれ、これらのものを総体的に「縦軸」と言える。自分の祖先を大切に思わぬ者はおるまい。自分の祖先と同様な存在が日本国の祖先なのである。
5. 他国の元首、アメリカのクリントン大統領、女性関係の醜聞は記憶に新しい。イランの皇帝は政権崩壊時、お金を持ち外国に逃亡した。北朝鮮の最高指導者は国策として拉致を命令する、このような元首の存在は世界には多くある。若し、田中角栄が元首になれば、過去を知る日本人は到底信服できまい。国家が乱れてこよう。敗戦直後、占領軍司令官のマッカーサーを訪問された昭和天皇は何と言われたか「私の身は貴職に預ける、国民を餓死から救って欲しい」と。このような元首は世界には居ない。神格化は必要ない、だが、政治的に超然として2000年間、八百万の神々に国民の平穏を祈り続け、自己抑制による「徳」を求め続けてきた天皇、これを「人類の叡智」と言わずして何と言う。
在日外国大使が離日に際して、昭和天皇に拝謁し涙を見せて離日する所以が分かるではないか。多くの日本人は、その有難さは分かっている、だが、為にする反日リベラルが故意にこれを蔑もうとしているだけなのである。
6. 祖先の歩んだ事実が国史である。それが我々日本人の「縦軸」なのである。自己の確立を知的個人ほど希求し努力する。否が応でも、自分のアイデンティティは先祖に在る。個人と同様に日本民族のアイデンティティは日本人の祖先に在る。その祖先が歩んだものが日本歴史である。否が応でもそれが原点となる。さらば、自己を確立するには国史を学ばなければならないのである。祖先の事績を知らずして自己の確立など出来る理由はない。
7. そして、否が応でも、日本人はやはり「日本の神様」即ち「神道」に帰結してしまうのである。神道は、キリスト、イスラム、ユダヤのようなゴッド(唯一絶対神)ではない、「日本の神様」なのである。古代から、自然・大地を崇め、その恵みに感謝する「自然崇拝」が日本の神様(神道)の本質なのである。
端的な例が、ギリシャのパルテノン神殿、これは単なる廃墟に過ぎまい、処が日本の各地には、神祇式(927年)時代既に全国には九万の神社があるが、中でも『延喜式』の神名帳には、二千八百六十一社の国家公認の神社が掲げられており、北は奥羽から、南は大隅・薩摩に及んでおり深く国民に浸透していたのである。その神社が今尚、各地に鎮守の森として、恰も生きておられるように佇み国民を鎮守しておられ、元旦など八千万人の国民が参拝している。これは神道が血肉となり日本人の心に深く宿していることの証左である。
これらが日本人の縦軸そのものなのである。
この日本の「縦軸」が大揺れに揺れて溶解しそうなのである。日本の「背骨」に相当する「縦軸」が、日本の伝統断絶により溶融してきたのである。
あらゆる日本の混乱、混迷、迷走は、この縦軸溶融に起因するのである。
現今、日本に最大級の速度で復元しなくては、「日本が日本でなくなる」所まで来ているのである。
対策は、
1.「まともに先祖を正しく見直すこと」
2.「それは国史の真実を知ること」
では、何故、ここまでに到ったのかであるが、
1. 直近の原因は、余りにも日本を捨てたことであるが、契機は「敗戦によりアメリカ占領軍命令による戦前の日本のあらゆる伝統を排除したことである」。
本来なら、昭和27年日本独立直後から、伝統再建を図るべきであったが、社会党、共産党、日教組等公労協がどっぷりと左翼になり、政権党の自民党も多くの国民も「経済一辺倒のお金主義」で、ウハウハの重病であり今日に到った。
その結果、敗戦後60年の間に、二世代の日本人が余りにも「アメリカナイズされてしまった」ことである。ここに日本の伝統の断絶が発生した。
2. 更に一つは、明治初期の、鹿鳴館思想による「欧米化」が急速過ぎたまま推移し、そして敗戦により、日本人の自覚のないまま一気にアメリカ化が進み、「自己喪失」しているのである。
「横軸」について
これらの、欧米文化、「明治の強い横糸」が第一の「横軸」である。
そして、敗戦による「強い、強いアメリカの横糸」が第二の「横軸」となり、縦軸が霞んだ「日本織物」になっているのである。
以上が私の「縦軸・横軸論」である。
アメリカは、優秀な日本人が再び報復することを恐れた。敗戦した日本人が余りに従順だからこの際、徹底的に日本の伝統を潰しにかかったのです。
本当に優秀なんです日本人は。
米国なんて、難民で構成されていて、日本では金にならないような情報がアメリカでは商売になるほど程度も低い部分もある。
イラクの自衛隊の活動をみられたら、いかにアメリカの兵隊のレベルが低いのか、沖縄でも事故を沢山起こしている。
米国のエリート白人は知っていたのです、優秀な日本を徹底的に、再び立ち上がれないように剣を以って威圧し占領政策を実行したのです。
だから
憲法はもとより、国民精神の依って立つ処の、民族の根幹である、神道、道徳、国史、武士道精神等々日本の伝統文化の完全否定をしたのです。
明治神宮など神社さえ焼こうとしたアメリカ軍でした。これはローマ法王庁の大司教により阻止された。
憲法もアメリカの都合のいいように強権で一夜で出来た。命令されて出来た。それが60年過ぎたのに放置されたままです。ドイツなんか数十回変更しています。こんな日本みたいな愚かな国は無い。
日本人は、2000年間先祖のやってきた素晴らしい歴史的事実を、むしり取られたままでいいのでしょうか。
優秀だから、敗戦しても、40年で世界第二の経済大国となったのですが経済繁栄に溺れて成金になった結果が近年の亡国現象です。――日本経済の規模は、中国とロシアと朝鮮半島の総計より大きい、バブル後でさえ。
中国・韓国から内政干渉される、拉致されるという、危機的国難の現在、普通の国家なら、本来は戦争ものです。
拉致の救出を他国に依存するというのは、これは国家の体をなしていないのだが日本人は自覚がない。
社会悪、政治悪に対しても、純粋な筈の大学生が騒動一つすら起こせない不甲斐ないボンボン青年を生んでしまった。
こんなに他国に干渉されたら怒るのが普通の国民です。怒りを忘れてしまっている。
日本人は、いつの時代にも、自らの価値の高さを知らなさすぎるのです。
奈良の法隆寺の百済観音も、日本画の素晴らしさも知らないで明治初期に沢山の芸術品が安価で外国に流出してしまいました。
欧米人に評価されて初めて知る我が価値、なんとかなりませんかなあ。ブランド物に目がくらむ現象と本質的には同根。
アメリカなんかレベルが低い層が多い、兵隊なんかそうです、だから彼らに事故が多いのです。
――イラクの自衛隊の話―――
労働は、兵隊も隊長もやる日本、欧米人は兵隊だけ労働する。イラクの民衆は日本人同様に汗を流す喜びを感じたようですね。テレビ、新聞は日本人の誇りとなるような事は報道しませんですね、これはおかしいし偏向しています。
――日本の神話の神様も労働されました、天皇さまも田植えされる国です。上も下も働く民族。
敗戦直後の食うものの無い食糧難の頃、確かにアメリカの支援で日本人は食糧を貰い生き延びた事は感謝していい。
昭和20年の敗戦直後は、飢餓的食糧難であり、アメリカは大農業国ですから、余剰農産物を買わせる為だったんでしょう、記憶があります、米を食べるとバカになるとの噂さえ飛んだのです。
だから、パンと牛乳は学校給食に不可欠となりました。パンばかり食べて育つから日本人の体がスカスカとなり、そして、アレルギー、堪え性の欠乏。ジベタに直ぐ坐る、ジベタリアンの増加となる。
日本人のDNAは米と穀物とか豆類と海草で出来ているから心身が変になる筈です。
私は78才ですが、元気そのものです、純粋日本食のみです。朝はサツマイモやお餅。肉より魚と野菜中心です。
ここ8年間、年間100日は全国各地の山々の登山をしています。鳥取にいる時は、久松山から本陣山を毎日縦走しておおち谷に下山しています。
アメリカは、アングロサクソン民族は敵にしたらいけないようです。
戦略のない自然国家日本、戦略のある人工国家アメリカ、中国。国家戦略があるから国が強い。日本はバラバラ。そして強い者にすぐ靡いてしまう。
日本人は自覚の足りない、島国の世界的視野の欠如した島民ですね。いつも彼らにいつの間にか嵌められている。先般のバブル後の10年不況、マネー戦争の敗戦も完全そうなんです。
だが、アメリカなど、拳銃を各個人に持つのが許されてますね。
皆さん、これ、なんとも思いませんか。アメリカは野蛮そのものではありませんか、とても文明とは云えませんね。
イギリスの王室は自分達の先祖が海賊だというのを自慢にすると京都大学の会田教授から聞いたことがあります。
重要人物の事を日本でも英語でVIPといいますね、 VERY IMPORTANT PERSONの略。
なぜそういうのでしょうか。インポートとは輸入することですね。海賊は他国から略奪やら富を輸入、即ちIMPORTして来るから、そういう人達のことをインポータント、それが重要人物の語源です。
その英国の王室の先祖はたかが六百年前程度です。
この日本人の欧米への盲信に近い習性は明治初年の文明開化時もそうでした。
いつも変なのがいるものですが、
当時、バカな知識人は「日本には歴史は無かった、これから本当の歴史が始まる」とさえ言ったのがいました。いつの時代でもいるものなのですね。
西洋文化の見かけのキンキラキンの絢爛豪華のケバケバしさに魅惑され本物と物事の本質の洞察ができない島国人なのですね。
日本の皇室を見てご覧なさい。あの皇居の正殿の間、松の間は、簡素な木造でガラーンとしていますね。
何の飾り気もない。フランスのベルサイユ宮殿とかイギリスのバッキンガム宮殿と異なり、質素極まりないものです。
俄か成金ほどケバケバしい。玄関でもやたらと飾り立てている。部屋も置き場がないくらいだ。本物の金持ち程飾り立てない。飾り物は部屋に一つだけ、丁寧に見ると、雪舟だとか、奥村土牛とかがさり気無く懸けてある。
松下電器の松下幸之助、森ビルの森さん、ホンダの本田宗一郎、日本人は功なり名を遂げますとね、坊さんの、作努衣のあの姿になり自ら財布持たない。
白人は、金銀の宝石・指輪で飾り立てる。これは成金趣味ですよ。
実は、白人は世界の強盗成金なのです、英国もアメリカも。その理由は後でわかります。ここ200年から500年の成金なのです。
日本の天皇様は2000年の由緒がある、出自は世界最古、本物だから、質素極まりない。
天皇陛下がお座りになる椅子を松の間に置けば、そこが玉座となる。
これが日本の素晴らしい伝統です。伊勢神宮や神社の簡素・質素と同じです。
欧米と日本のこの相違に、誇りと価値観を見出せない日本人は情けない。外国人も知らないばかりか日本人さえ知らない。
神様の話題が出ました、神様と言いましても、西洋とかイスラムの神様と日本の神様は根本的に違います、
キリストはゴッドと言う神さま。
ゴッドは日本の神様と概念と違いますね。
――明治まではキリストはゼウスと言いました、明治になり宣教師が神様とゼウスを混同してしまったのが原因。
ゴッドは、唯一絶対神です、数年前にこの2千年間で初めてローマ法王が異教徒の迫害を謝罪していたが、歴史的に見るとキリスト教が異教徒を迫害・殺人をしてきた、キリストの名の下にですね、それがゴッドです。それを謝罪しました。
西洋歴史に出てくる、民族の大移動とか十字軍など、正義面ですが、あれは侵略以外はありえない。命名が巧いですね、彼等は。
ザビエル、500年前ですね、宣教師は宗教の名の下の、侵略と貿易の尖兵でしたね。それを見抜いたのが秀吉とか家康ですね。日本の江戸時代の鎖国は正しい政策でした。
―本当は日本は鎖国して今一度自らを見つめなおす歴史的なタイミングだが、そうはいかない。
だから日本人は国の縦軸を確り立て直さなくてはならないと思うのです。
日本の神様は自然崇拝、感謝の神です、それが証拠に日本の神には戒律―おきてーがありません。
イスラムなどは日に5回大地にキスと礼拝させます。
神道は払え給えばかりです。湿気が多いから清潔の意味がありますね。
伊勢神宮の、あの簡素美と森厳・静寂に世界的歴史学者、トインビーは哲学的感動をしているのです。
あるゆる宗教の根元的なものがあると。
明治維新の時に、日本の政府高官が欧米諸国を数年歴訪して国家建設の見本にしました。
当時、余りに西洋かぶれするので、あの西郷隆盛がこう発言しています。
「ある人と議論した時、自分は西洋は野蛮じゃ、といった。相手は否、文明国だと言う。それで言ってきかせたのだ。文明国ならば未開国とか後進国に対してこそ慈悲の心を基本として懇々と話して分からせてやるべきだと。
処が未開の国に対する程、欧米人は残忍なことをして自分の利益ばかりを貪っているではないか、だから、野蛮じゃ、と話したら相手は、やっと納得した」と。近代でもそうですね。
大体、文明とは、端的な話はですね、
1.
トイレの紙
貴族や位が高い人の場合
トイレで紙を使う習慣は、ヨーロッパよりも日本の方が歴史が古い。
トイレットペーパーは、古くは平安時代(794年〜1185年)だそうで、トイレの「紙置き台」のことが書かれたものが残っています。
昔は「ちゅうぎ」という木のへらを使ってから紙で拭くのが普通だったのですが、戦国時代に入ると、偉い人たちは「ちゅうぎ」を使わなくなりました。
我々一般人に普及するようになったのは、明治時代の中頃です。新聞の発行開始が紙の普及に活躍したそうです。
一般人の場合
日本でトイレットペーパーが使用される以前、古くは直接手で拭いていたか植物の葉や海草などを使用していました。
奈良時代に入ってから細い木の棒が使われるようになり、その後江戸時代までに「ちり紙」と呼ばれる紙が使用されるようになりました。
―日本では、便所で紙を使う習慣は1180年代、平安時代からである。
―ヨーロッパで、便所で紙を使う習慣は、日本の500年後です。
貴族の中の貴族で、それも1620年代、ブルボン王朝のルイ13世ぐらいから。西洋で庶民が紙を使うようになったのは、もっと、後と言われる。
――20世紀日本の発明したあの便器など英国王室は感動したらしいですよ。日本人は、毎朝、こんなに心地よくお尻を撫でているのかと。
2. 紫式部の「源氏物語」
―世界最古の近代形式のこの小説は1003年、これが書けたのは、和紙があったから。
―西洋は羊皮紙しかなかった。後になり広まったが、グーテンベルヒが印刷機械を発明したのが1448年。その時の紙はガンピ紙、鹿の皮で、日本紙を5―6枚重ねたほど厚いものであった。
――日本人は昔から優秀なんですね。21世紀の現代でも変わらない。自分の国の先祖の歴史を教えて、自信を持たせて欲しいし、子孫に伝えて誇りを持たせたいものです。
皆さん、世界は西洋から始まったように思っておられませんか。歴史の刷り込みとなっていませんか。アダムとかイヴとかキリスト生誕とか。明治以降の教育の結果でそんなことになってしまいました。
欧米ばかりが良く見える日本人、けれど外国がそんな気高くありません。その証拠をお話します。
ここに六ヶ国の、外国の国歌の翻訳したものを読んでみます。
1.「鍛えられし わがつわもの 攻めくる敵 討ち破り 断乎と守る 尊き国わが祖国に栄あれ。栄光の民よ 自由の祖国 結ばれしその誉れ 旗のかげで 導けよ勝利の為 進めよや」――ロシア
2.「立て、奴隷となるな、血と肉もて、築かんよき国。立て!立て!立て!心あわせ、敵にあたらん、進め、敵にあたらん。進め、進め、進めよや」
―中華人民共和国
3.「ゆけ祖国の国民 時こそ至れり正義のわれらに。旗はひるがえる 旗はひるがえる 聞かずや野に山に 敵の呼ぶを悪魔の如く 敵は血に飢えたり。立て国民 いざ矛とれ 進め進め仇なす敵を葬らん」
――フランス
4.「おお神よ 我らが神よ 敵をけ散らし降伏させ給え 悪らつな政策と奸計を破らせ給え 神こそ我らが望み 国民を守らせ給え」――英国
5.「おお激戦の後に 暁の光に照らし出された星条旗が見えるか 夜どおし砲弾が飛びかった後に、われらの星条旗が翻っている。自由な祖国、勇敢な家庭 星条旗をふれ 星条旗をふれ 戦闘がやんで微風が吹く中に 濃い朝霧の中 見え隠れしているものは何か これこそわれらが星条旗 神よ!星条旗をふり続け給え 自由の祖国勇敢な家庭の上に」―アメリカ
みんな、血なま臭く勇ましい軍歌調だと痛感されるでしょう。血とか肉とか敵と戦えとか、血に飢えた敵とか、実に品位も無く戦闘的なものばかりの烈しいものです。それが国歌となっているのです。
こういう国家の方針の下にこれらの国民は国家に忠誠を捧げており、戦闘を薦められている。これでは戦争が絶えませんね。
「君が代は 千代に八千代にさざれ石のいはほとなりて、苔のむすまで」。
日本の国歌、歌詞の、なんと平和でおおらかなことか。悠久で、格調が高く、素晴らしいか、歴然と違うではありませんか。比較したら良く分かりますね。
オマケに、君が代の歌曲は実はドイツで世界の国歌の評価判定会があった時に、君が代はその第一の秀歌に選定されました。明治になり日本古来の雅楽の旋律を取り入れて現在の曲としたものです。
この歌詞は、今から約1000年前、醍醐天皇が紀貫之に命じて編集させた日本最古の歌集「古今和歌集」巻第七、賀歌の部の第343番、読み人知らずー名もない人ですね。
「我が君は、千世にやちよに、さざれいしの いはほとなりて、こけのむすまで」がルーツです。
長寿を祈り願う祝い歌として素朴で、人々に広く愛唱されていったもののようです。
上から強制して歌われたものではないのです。しかも、無名の民の歌です。わが君とはあなたの事で敬愛を込めた言葉です。君は広く対者を言います。
万葉時代から現在も、皇居では毎年歌会はじめがあり、老若男女、地位名誉に無関係に歌を募集し、入選者は皇室に呼ばれる歌会がありますね、こんな庶民的な皇室は世界にありますまい。万葉時代から平等な国・日本です。
こんな素晴らしい日本の国歌は世界に誇りうるもので先祖の英知に感謝しなくてはいけません。
君が代を軍国主義などという人間は外国国歌の歌詞を知らない無知極まりない愚かな人達だといえます。誇りを以って堂々と声高らかに歌っていい日本の国歌であります。
さて、ここでその世界強盗成金のできた経緯。
欧米人のここ5百年の歴史、世界の成金の白人がどうして成金となったか振りかえってみます。
それは略奪と侵略なのです。世界中を日本意外の全てを植民地にしたのは彼らなのです。だから私は欧米人は世界の強盗成金と言うのです。
世界史を、鳥瞰的に、俯瞰的に、巨視的に、欧米中心でなく、人類の一人としての目で、過去500年の間、白人のした事。ザツトおさらいしてみます。
最初に、総括しておきます。世界の覇権国とは、現在のアメリカのような大国ですね、順番をざーと、
16世紀はポルトガルが覇権国。
17世紀はスペイン
18世紀はオランダ・フランス
19世紀はイギリス
20世紀はアメリカ
世界地図を頭に描いてみてください。ヨーロッパ、英国の対岸にあるのが、スペインとポルトガル、スペインのコロンブスがアメリカを発見したのは約500年前です。
ローマ法王からお墨付きを貰ったスペインとポルトガル、1494年にトルデシリャス条約を結び、世界を二分割して自国の勢力範囲を定めたのです。
―スペインから大西洋を亙り西へ行くとアメリカ
東回りはポルトガル人のバスコダガマがアフリカ南端の喜望峰経由してアジアへー最初はポルトガルでした。
だから、最初に日本に来たのがポルトガル、鉄砲を種子島に持って来たのはポルトガル人でしたね。
白人は、16世紀から20世紀の間、世界中を植民地化しました、
アジア諸国も植民地化しました。アジアは初めはオランダ、フランスでした。台湾は以前はオランダ領だったこともあります。
白人の尖兵は先ずキリスト教宣教師でした。富を求めてきたのです。宣教師は本国の王様に貿易に役立つと逐次、報告しています。
日本に宣教師ザビエルが来たのは500年前の足利時代。
アングロサクソン民族――英語を話す民族と言えば分かりやすい。英国人がエンジンを発明、力をつけて進出し、当時の世界最大の覇権国スペインとポルトガルに戦争で勝ってアジアに進出してきたのです。
英国は次々とアジアを植民地化して奪いましました。オーストラリアの原住人などを、獣のように狩の対象として皆殺ししています。
彼等は、日本の台湾とか朝鮮のように、莫大な投資とか原住民教育もせず奪うだけの植民地でした。
オランダはインドネシア。フランスはベトナムを植民地化した。
イギリスがインドでしたことは世界の名だたる悪質なものでした。略奪であり収奪の限りを尽くしています。みんな忘れています。それが大英博物館に陳列されています。
英国が中国人を麻薬中毒化させ中国を奪おうとする。北のロシアは氷らない海が欲しく、南下して朝鮮半島や満州を狙う。今にも取られそうな朝鮮半島でした。対馬にロシアの艦隊が停泊して占領されつつあった、幕府は小栗上野介が老中の時でした。
当時の中国はバラバラで国家の体をなしていないし朝鮮の李王朝は中国以上に儒教の原理主義で、保守的で柔軟性がなく殻に閉じこもり日本を見下していました。
ほうっておけば、日本はロシアの植民地になる恐れが充分ありました。日本も白人に狙われていたのです。
朝鮮半島は日本の生命線、清が攻めて朝鮮をものにしようとするのを追っ払ったのが日清戦争。
ロシアが南下して半島を取ろうとするのを追っ払ったのが日露戦争です。日本の自衛でした。
だが、日本人が不安視していた玄界灘が21世紀には遂に国境線となりつつあります。日本人は国境の怖さを知らない人種です。
さて、
次はヨーロッパから西周りの話です。
英国から独立したアメリカは、メキシコからテキサスとかカリフォルニア、を次々と謀略で奪いました。ハワイもそうです。太平洋の島々も次から次と奪いました。
―ハワイの王様の話、カメハメハ大王の明治天皇―
アメリカはスペインからフィリッピンを奪いました。植民地化して、遂に英国とかロシアに負けじと太平洋を越えて日本を恫喝して開国を強引にさせました。黒舟のペルーです。欧米人はなんでも脅しから始めます。
――サマーズと宮沢蔵相、バブル前の日米経済戦争―
フィリピンなどは、スペインの植民地でしたが、それをアメリカが奪いました。フィリピンの国民は略奪され文明開化していません、彼らの文明も言語も無くなってしまった。フィリピンは英語です。
これが欧米人の自分勝手なやり口です。日本の植民地だったら韓国や台湾みたいに早くよくなっていたただろうというフィリピン人もいました。
台湾・韓国では、大阪大学より早く帝国大学が出来ていて、日本の予算の1割を投入して教育や殖産しているのです。
そのアメリカのペルーがやつてきました。
幕末、鎖国していた日本は大騒動でした。開国して食べない牛肉の味を覚えたのもこれ以降です。それまで日本人は家族のような牛は食べていません。
大騒ぎして開国しました。然し、島国人で、外交下手な日本は、アメリカはじめ英国、フランスなどに、明治初年、本当に不平等な条約を押し付けられ国民の富が奪われています。この克服に40年以上かかり明治の人は苦難の道でした。
しかし、国民が一つとなり彼らと戦い、何とか白人の植民地化を免れました。それは、間違いなく江戸時代の各藩の教育と国民のレベルの高さによります。
明治天皇の下で、元勲達や当時の国家公務員は日本を守ると命がけでした。国を守るのは政治家に先ず命懸けが必要です。
欧米に負けぬようにと国の方針となり近代国家を目指した明治、明治天皇が国民へ出された教育勅語の内容は何処の国家でも通用する真理です。これにイチャモンつけるのは素直でないですね。
少しも間違いなく、どの国でも通用する堂々たるものです。
日露戦争で白人を破ったのは日本人が世界で初めてで、これは白人社会に大変な脅威を呼びましたが特に白人の植民地であったアジアの人々に勇気を与えました。
戦争を賛美しているのではないのです。当時は、黄色人種は白人に劣るとされていたのです。アメリカと戦争が始った真の原因はこの日本人差別でありました。
然し、ロシアに勝ちまして、世界的野望を持つアメリカが日本に対し警戒心を持ちました。当時からアメリカはオレンジ計画という、日本を仮想敵国とした作戦を作っていました。アメリカは中国を戦争にうまく巻き込みアジア人同士の日本と戦わせました。その結果が先の敗戦です。
考えてみて下さい、なぜアメリカが満州のような遠い所で日本と対抗するのですか、彼らに世界制覇の野望があるからです。日本には世界的野望はありませんでした。五族協和―日本、中国、朝鮮、蒙古、満州―を目的としたのです。
明治の元勲が死んで、軍人官僚が、天皇を超えるような独断を始めました。それが過ちの始まりです、あとは省略します。
今、思えば、明治時代以降、日本人は西洋万能過ぎました。日本古来のものも同時に捨て過ぎました。
日本の原理というべき素晴らしいものがあったのに捨てて西洋かぶれになりすぎましたね、私は、それが百年経過して、更にアメリカとの戦争に負けて一段と弊害、欠陥が現れて来たのが現在の日本の状況と思えます。
ここに早く気づく、即ち、日本のアイデンティティ、私のいう「日本の原理」です。日本人としての自覚を早く確認しなくては国家はバラバラとなり21世紀には没落してしまいます。戦後、日本国の事を教えていないが悪いのです。
アメリカは西へ西へと侵略し太平洋のハワイから太平洋の南西諸島まで占領しました。フィリピンもです。そして、遂に黄色人種の代表、日本と一騎打ちしたのです。
結果はアメリカの陰謀と科学と物資の勝利でした。
下手な、負けると分かっていた大東亜戦争に引き込まれました。米国の陰謀通りとなったと私は思います。その証拠はアメリカから公文書で発表されています。
コロンブスがアメリカ大陸を発見したのは五百年前です。それから今日までの五百年間を鳥瞰して、歴史のスパンを五百年の長さで、地理的空間をグローバルに観察すると人類の歴史の真実が手に取るように浮かびませんでしたか。
このような歴史的事実の延長線上に、先の大戦、大東亜戦争を位置づけてみる。太平洋戦争という呼称はアメリカ占領軍が自国の都合のいい言い方を命令された呼称なのです。
日本人は戦勝国のカラクリにまだ気づいていませんが、然し、戦勝国の白人でも知性と真実の人はいるのです。その白人の言葉を聴かれると、日本という存在の人類史的な意義が更に明白に理解できるのです。
それを明快に指摘した戦勝国オランダ人がいるのです。
平成3年「日本傷痍軍人会代表団」が元敵国、オランダを訪問した。アムステルダム市長主催親善パーティで市長は実に良心的で大東亜戦争の真実を述べました。
「貴方がた日本は、先の大戦で負けて、勝った私どもオランダ人は勝って大敗しました。今、日本は世界一、二を争う経済大国になりました。私たちオランダ人はその間屈辱の連続でした。即ち勝ったはずなのに、世界一の貧乏国になりました。戦前はアジアに本国の36倍もの大きな植民地インドネシアがあり、石油等の資源産物で本国は栄耀栄華を極めていました。今のオランダは日本の九州と同じ広さの本国だけとなりました。あなた方日本はアジア各地で侵略戦争を起こして申し訳ない、諸民族に大変迷惑をかけたと自分をさげすみ、ペコペコ謝罪していますが、これは間違いです。あなた方こそ、自らの血を流してアジア民族を解放し、救い出し、人類最高の良いことをしたのです。日本の人々は、過去の歴史の真実を目隠しされて、今次大戦の目先のことのみ取り上げ、或いは洗脳され、悪い事をしたと、自分で悪者になっているが、ここで歴史を振り返って見つめる必要があるでしよう。
本当は白人が悪いのです。百年も三百年も前から競って武力でアジア民族を征服し、自分の領土として勢力下にしました。植民地や属領にされて永い間奴隷的に酷使されていたアジア民族を解放し、共に繁栄しようと理想を掲げて、大東亜戦争という旗印で立ち上ったのが貴国日本だったはずです。
本当に悪いのは侵略して権力を振るっていた西欧人です。日本は敗戦しましたが、アジアの解放は実現しました。即ち日本軍は戦勝国の全てをアジアから追放して終わりました。その結果アジア諸民族は各々独立を達成しました。日本の功績は偉大です。血を流して闘ったあなた方こそ最高の功労者です。自分をさげすむのを止めて、堂々と胸を張って、その誇りを取り戻すべきです。」
皆さん、どう思われますか。外国人はそう言っているのです。
そして、戦後は、日本は物に負けたと信じ、物つくりに精出して世界一の生産国となる。
世界の人の持つ金融資産の三分の一を日本が持つまでとなったのが昭和60年代。
――日本の経済力は、中国とロシアと韓国のそれを足しても大きいのです。それが自分の国を自分で守らず米国の軍事力にどっぷり浸かったままの異常事態を自覚しないから対米関係もおかしくなる。
日本の自立と安全に為にどれだけ世界に貢献が必要かと考えたらテロ法などやめたら日本は世界から孤立する。
責任回避の特殊の国家にしたらいけない、現在は日本の危機である。
国家のことを考えたら反対などできる筈はない。
―――明治の政治家―――野党の偉さーー
冷戦終結後、アメリカは猛烈な経済、外交戦争を仕掛け遂にコテンパンにやられました。迂闊というより、日本が世界の屋台骨を揺るがす程の経済大国になり金持ちとなったからです。それからですよ、中国とか外国からナンヤカンヤと言われだしたのは。金があるからです。貧乏になれば言いません。昔から金持ちは、嫉まれ憎まれるものです。中国とかの泥棒に狙われてしまうのです。
家は旧家だが、貧乏して頑張り、戦後俄か成金の日本も有頂天、お金万能、日本人の大人も子供もそうなりました。
気がついたら、不自由なしで育った子供は、腑抜けのボンボンみたいになっている。太陽が西に沈むのも知らぬボンクラの子供を育ててしまっている。
大人も江戸、明治、大正とか昭和の戦前教育を捨てた上に、アメリカの日本徹底骨抜き占領政策で魂まで抜かれてしまったのが現状ではないでしようか。
教育の原点
戦後の日本人は戦前の日本人と大きく変わった。それは戦後教育がアメリカ軍命令により戦前の教学教育・日本の伝統が総て排除されたからであることは自明のことである。
戦前の教育は「教学」中心であった。即ち徳育教育である。人間の根本そのものの教育であり全人教育である。
処が戦後は「科学オンリー」教育となった。
科学の科は、枝を意味する通り、枝葉の学問であり、学問の一部分に過ぎないのである。
しかも、科学は西洋的「唯物論」である。
だから戦後思想は唯物万能になった、唯物だから、経済オンリー、マネーオンリーの社会になってしまった。
――唯物論は経済主義と「同根」である。全ての判断基準が「損か得」となり「義」が抜けた。
処がが、日本人は、これは私が主張している論理ですが、
―儒教を越えた日本の「誠」――
これで納得、日本・中国「道義」考
@国際法を片っ端から破る、平和条約で完了した問題を蒸し返し官製デモで他国に圧力を加える非礼。ウエストファリア条約は他国の宗教に触れないのが近代国家の原則だが中国は他国の信仰に言いがかりをつける。宗教を認めない国が他国の宗教に口ばしを入れる厚顔と矛盾。
戦後、数多く周辺国を侵略した中国が戦後日本を軍国主義と嘘をつく。自国の都合で外交悪化もすれば激変友好もする義も恥もなき鉄面皮中国。
日本は義に基づき誠をこめて約束を厳守し我々の税金を注いできた。
毛沢東「日本皇軍のお陰で中国共産党が民国に勝った、日本は謝る必要はない」、周恩来「子々孫々まで覇権を求めない」、これでは中国は嘘つき国である。
昭和27年講和条約締結時、中共は政権党でなく相手は中華民国。戦争相手でない中共にこれ程まで難癖をつけられる国際法的根拠は皆無。条約は後に成立した国が引き継ぐが、民国の後を継ぎ国連常任理事国となった中共、民国が約束した条約は無関係というなら常任理事国の資格はなく自己矛盾。講和条約参加国以外は東京裁判に言及せぬのが国際常識。
中国の如き理不尽な国は珍しい、さすが夜郎事大の後進性、道義・法治・恥知る国なら出来ない。
王駐日大使「国と国とはお互い約束を守ることは何より大事である」と、あほらしくて物が言えない。
A中国のこの道義・礼節を欠き、恥を知らぬ所以はなへんから来るか。共産主義の人間性荒廃にも起因するが、元々、孔孟思想は建前の国なのだ。古代中国の儒家は道徳観を持ち五倫・五常を説いたが欠けていたのは良心である。仏教は因果応報を思い現世の行いを慎む良心を持つ。中国人はあくまでも現世利益を貪ることのみ執着する。現世の徳目、道理・道徳を無視し権力者の現実的力だけを恐れる。
仁義道徳は中国社会では表面的な方便に過ぎず元々、不講道理なのだ。また、中国の儒家には心からの動機が欠落していた。政治と徳の偽善を古代から中国民衆は知っており、徳を以て天下を治める理想は喪失し権謀術数の指桑罵槐の社会となっていた。
Bだが日本は古代儒学を大いに受け入れ、特に「義」の概念は武士道の根幹にまで昇華した。本居宣長は日本の和歌や文芸こそ「儒仏による善悪にあずからぬ事」と論じ、日本古来の「いにしえ心」、「和心」の如く仏教や儒学とかかわりなく醸成されてきた日本精神が存在するとした。
朱子学の敬の思想を検証、儒教の本質に迫るべく山鹿素行、伊藤仁斎らが古学と称し仁義・忠信を探求した。彼らは儒学の義から出発して神道の精神である「清明心」から説き起こし日本独自の「至誠」という観念を確立した。
至誠は中国儒教の形式主義を超え義に心魂を入れたものだと私は思う。日本人は古来の孔孟を身につけ更に日本独自の「誠の思想」に高めたのだ。
C平安時代以降の日本文明は世界八大文明の一つであると、文明の衝突の著者・ハンチントンが指摘した通り日本文明は中国文明を超えていた。
D更に江戸時代には孔孟思想をも超えて日本民族の精髄である「至誠」の思想に止揚したのだ。日本人の背骨となった「至誠」を以て我が国は戦前戦後、終始一貫、国際的にも対処してきたのである。
E近代中国は儒教を封建思想とし、共産主義の批孔批孟により完膚なき迄に孔孟思想は息絶えて道義と礼と恥の観念は完全に壊滅し形骸化しているのだ。これで納得できるではないか。
幾ら教育基本法が出来ても、それだけでは、どうにもならぬ。
人間を根本から良くするには「戦後の学問」を替えることしかない。
それは、「教学」即ち「徳育」、「全人教育」、分かり易く申せば「道徳教育」をしっかりやらねば、社会も国家も良くならないと言うことになるのであります。
日本人は深刻さを本当に自覚してない日本なのです。
この間、物と金万能となり、食べ放題、捨て放題、公徳心も道徳もない、動物より劣る子供たちも大人も出てきた。子供も大人も飽食で太りすぎは食いすぎです。
結果は毎日のような殺人事件の連発、妙な国になりました。悲しいです。
私達年代は本当に一所懸命に戦後頑張りました。子供に不自由させていませんね。バングラデシュの大統領が言ったことがあります。外国から見れば、この世に極楽があるとすれば、それは日本のことだと。物に困らない日本を実現したのです。
だけど、忘れているし、本当に知らないし、自分の国の誇りを教えないのは、世界でも愚かな日本人だけだと思います。
おかしいじゃありませんか。
普通のまともな国家観が国民に欠如している。
国会議員すらまともな歴史を知らない。日本国は益々危うくなる。
自分を確立してこそ外国人から正しく評価される。
一般国民は余りにもお金儲けとかサラリーマン稼業ばかりで自分の土台である国に関して無関心、無防備すぎますね。
だから精神的にドンドン外国、特に近隣国に精神的に侵略されていますね。
これは油断なりません、日本は海洋国家で中国と900キロ海を隔てているから古代以来中国の動乱に巻き込まれないで対等を維持してきた。
朝鮮半島は中国動乱に掻き回され続けた歴史です。
それが本家帰りの方向に動く気配がある。
国家とは何か真剣に考える時
世界が大きく変化し、アメリカも国家戦略が変化した現在、遅きに失しているが、日本の国家の誇りを回復する最大のチャンスでもある。
国家というものは、自らの力で国益を守ってこそ国家なのである。戦後人はこれを完全に忘却してしまつている。ここにアメリカの不満も生じている。
国家とは、人間と同様に、自分で自分の始末が出来なければ一人前ではないのである。日本は半世紀以上半人前の国だったのである。
国家というのは、自らの国益の為に戦わなくてはならぬということである。
日本が矜持を持ち、自信を持って国際的な立場を主張し行動するのにアメリカに依存してはならないのである。
味方以外は敵であるというのが国家たる所以である。それが国際的常識である。
私は戦争をしようと云っているのではありません。
現在の日本は、国防関係の日常活動は総てアメリカの手にある。日本の防衛はアメリカの体制の中で機能するシステムである。
ここを自覚しないで、心身の独立しておらない日本は、アメリカと対等ではないのである。
小泉総理が中国の意のままにならぬのは、この精神があるからだと思います。ここで引いたら日本は1000年単位の自滅です。憎たらしいけど、七つの海を支配する、海洋国家のアングロサクソンの米英と同盟して中国と仲良くしつつ対等を維持する必要が国家の基本軸とならねばいけないと確信します。
西洋原理の崩壊
ここで少し話題を転換します。
地球の温暖化を初めとする地球的異常は西欧的物質文明の弊害と思うものです。
日本も明治以来、完全に毒された。
西洋文明の後遺症と言わずして何といいますか。
この地球規模の、地球規模ですよ、汚染、温暖化、欧米に見る、目には目をの思想、などによる世界の対立抗争がやみません。これは私は西洋物質文明の後遺症だと思う。唯一絶対神の後遺症です。
日本も大きく毒されてきて今日の結果を招いています。みんな西洋文明を最高無比のように信じていた結末ではないか。特に戦後の西洋かぶれが沁み込んでしまった結果ではないか。私は西洋原理が破綻しつつあると見ます。
現代世界の抱える矛盾、―物事は原理に矛盾があると必ず破綻を来たすのです。
ソ連の共産主義は70年間、人間性を無視したという矛盾で破綻したのです。70年間、ロシア人は実験されたのですね。その結果は酷い状況のロシアです。共産主義で人間不信が起きました。北朝鮮も同様です。
考えてみれば、学校で習う世界歴史でも、西洋からこの世が始まっていましたね、アダムとイヴから人類ができたように。
これは思い違いも甚だしいのです。日本には縄文時代という、文字がありませんでしたが、素朴な原住民が昔から平和に暮らしていたのです。最近の考古学的発見で日本の縄文時代は1万年以上前から日本文明の核心が出来ていたと言われ見直されてきました。
昭和天皇が言われました。
人間や生き物に欠かせない水は、山や木が作ってくれます」「水は緑を育て、緑は水を作ってくれます」と語られ、地球・人類のために希求されたのである。
日本の神道が求めてきた信仰の根幹は、この緑と水なのである。
昭和天皇は戦後「この国土を緑の山河に」と願われ、毎年「全国植樹祭」に臨席された。自ら植林を進め、国土緑化の先頭に立たれたのである。このような元首が世界にはあるまい。農耕民族代表として田植えまで例年されるのだから。天皇がいかに平和な存在であるかが理解されますし、21世紀の世界に無くてはならない思想です。
大人口を抱える中国も欧米化して日本の後をフォローしてきました。一週間に一度くらいの入浴の慣習の中国女性が朝シャンをするようになった。中国の水は深刻です。
中国の工業化は更に進展しますと、地球の生態系に大変化が起きるという。生態系の重大変化とは、バランスが崩れますと、地球の生き物の生死の問題です。
世界の学者の一致した意見は、このままでは人類が生きられる地球の命はあと70−80年の命だと。
西洋物質文明の後遺症といいました。16世紀以来、世界を牛耳ってきたのは欧米諸国、特にアングロサクソン民族です。18世紀となり英国のエンジン発明で産業革命が起き、世界をほぼ制覇し世界の屋台骨を握っています。その植民地にならなかったのは白人以外では日本だけでした。
そして、遂に日本も下手な戦争をして彼等の軍門に下りました。戦後、世界の経済大国になったのですが、冷戦終結後、ここ10年、油断して、彼等に新しい理不尽な経済条件を飲まされて第二の敗戦をしたのが、今回のマネー戦争の敗北です。勿論、日本の油断と驕りとお粗末な日本のリーダーだったからですが島国根性もありました。
何度でもいいます。明治時代以降、日本人は西洋万能過ぎました。日本古来のものも同時に捨て過ぎました。
私は、それが百年経過して、更に戦争に負けて一段と弊害、欠陥が現れて来たのが現在の日本の状況と思えます。
ここに早く気づく、即ち、日本のアイデンティティ、日本としての自覚を早く確認しなくては国家はバラバラとなり21世紀には没落してしまいます。
戦後、日本国の事を教えていないが悪いのです。
大きな事を忘れているのです。
我々は親とか御祖父さんのお蔭で今日があります。それは戦前の昭和、大正、明治、江戸時代と連綿とした積み重ねのお蔭です。先祖のお蔭なのです。
我々の先祖の歴史が日本歴史なのです。自分の先祖に線香をあげるだけでは日本の先祖は浮かばれません。
我々は物では裕福です。もう物はいいのではないでしようか。子孫に日本人として大切なものを引き継ぐ事を忘れていませんでしようか。
毎日のように、お祖母さんが孫に殺された、親が子供を殺したとか、大変な日本となりました。
確かに最近の日本人は昔の日本人では無くなった。そのような子供を育てたのは我々の世代の親です。他人事ではありません。他人事と思わないで何とかしなくてはと思います。
国豊かにして民卑しく、衣食足りて品性、いよいよ劣等となっている現状ではないでしようか。
思い出します、明治4年、欧米に負けじと、海外に出た日本人は、志が高く、凛呼たる倫理観に溢れ、深い教養と礼節に欧米諸国の人は感動して尊敬したのです。だから、中国のように植民地化されなかった。
祝日に国旗をあげて子や孫に小さい時から、その訳を話したりして孫や子と一緒にやっておれば、自然にそんなものと子や孫は覚えて違和感がなく日本の伝統を覚えます。
日本国の伝統はこうして続いていくのですが、我々世代がそれを断絶させていませんか、大いに反省しなくてはなりません。そして、今からでも、遅くありません。子孫に伝える事が大切です。
私思うに、昨今の日本社会は、いよいよ危機的な状況下になりつつあります。日本人の伝統的な美しい精神を知る長老世代は世を離れつつあり、その精神の継承者はあまりに少ない。
その一方で、まがまがしいものが、一層増えてきている。これでは日本の社会も家族も子供も守れない。古来、日本人の魂に湧き出る清浄なる泉。それが枯れつつある。日本人は日本人の心を失いつつあり実に危機的です。
今日の日本は、狡猾な反日本的思想勢力の台頭によって、いよいよ危機的な状況にあります。
私達は、美しい日本の精神を正しく守り抜き、かつ発展への道筋を確かなものにしなければなりません。
今こそ、厳しい覚悟のもと、力強く活動を展開すべき時だと心得ます。決して遅れをとるわけにはいかない、歴史的重要な時局にあるものと考えます。
叉、国民が欧米人の本質を知らなさ過ぎるのも大問題。
然し、なんと言っても日本の安全を他国に依存しているからでしょう。日本はまだ部屋住みなのです。独立した成人として一家をなしていないのです。一人前ではない。
ナイーブな日本人とは純情、純粋に非ず、お馬鹿さんの大甘に近い。
国民の一人一人の自国歴史に誇りがないから、他国にバカにされている。声を出さなくてはならない。
中国とか韓国は日本人の習性を知って強圧しています。靖国・教科書問題なんか典型的に日本の問題です。
国家の主権を蹂躙されて声もあげない、なんとブザマな国民となったのかと思います。誇りも矜持もない、属国民となり果てました、青年も壮年も特に嘆かわしい。青年に覇気が欠けたのは国家弱体の予兆でありましようか。
日本は余りに国際的比較で自己確立が無さ過ぎます。
世界平和は、他国の人格という国格を尊重しあってこそ平和となれる。それには民族とか国の文化の違いを正しく受け入れることがなくてはなりません。
国の違いを認め合うことが重要であります。
あの世界的歴史学者、トインビーは言った、
「意志決定を欠いた国家は滅亡すると」
日本人は、蔭でコソコソ犬の遠吠えするが、先頭に立ち戦わない、その気概すら失ったような日本の現況を大いに憂い、私は吼えているのであります。
経済も大事だが、この国益とかを常に考えなくなってしまった。
最後に、伝統や文化や自分の民族の言語を放棄したら国家・民族は滅びます。日本は幕末以降、他のアジア諸国が出来なかった偉業を成し遂げ、人類の歴史に貢献したのです。誇りを持っていいのです。
たつた一度戦争に負けたくらいで自分の国の歴史にプライドを持てない、不甲斐ない日本なのです。
国家が成り立っているのは、物や金ではありません、精神です。一人一人の、日本の精神遺産の結晶は武士道――それは気概―でもありましょう。
立派な先祖を輩出している日本の国史を学んでください。先祖の生き様を学んでください、それは皆様の先祖のことでもあります。
東京裁判で洗脳された日本人の侵略性とか、植民地支配、残虐性は全てアベコベです。
戦争に負けて、戦後の政治も社会体制も、憲法、教科書、謝罪外交、自衛隊アレルギーなど、勝ったアメリカの力による、日本の去勢、日本解体の為に仕組まれた騙しです。
日本の戦後のこの体制をいつまでも、守らせたい勢力が国内外にあります。
一日も早く国民はこの戦後の虚偽・虚構を見抜き、本来の日本の魂・精神を取り戻さなくてはならないのが、喫緊の課題であり私は、こうして叫んでおるのであります。
終わり