韓国問題と「国家」に関して

先ず、国家とは何かである。国民を統合する国家、それを宗教に求めている国もある。或いは歴史的に集積された深い文化に求めている国もある。

日本のそれは、確固としており万世一系という皇室であり、天照大神の神道であろう。

 

韓国は何か、実に悲しい気の毒なものが見えてくる。

世界的に見ても同様なものが見られるが、大陸の端に位置する国家の命運は常に大陸国家により翻弄されている。バルカン半島も歴史的に騒乱の地である。

韓国も実に歴史的にシナに千回以上の侵略を受けて、元来の伝統をズタズタになぎ倒されてきた歴史がある。

大韓民国皇帝と、彼らの歴史的に得た最初の皇帝の名称は、日本が日清戦争に勝利して得た称号である。自らの力で得たものではない。

大韓民国となってから、韓国は日本を鋳型として、民族の枠組みが作られてきた、以来百年となる。

それにより民族の枠組みが作られ、大量に持ち込まれた日本の制度や文物が韓国の新しい伝統となってきたのが実態である。

この百年の歴史的事実が、現在の韓国の反日の深層基盤なのであろう。

その上に、日本がアメリカに負けて自動的に韓国という国家が成立したから彼らに建国の核となる真の自負が欠落している。反日のみで自己正当化の核となるものが欠落しているのだ。

韓国人の現象世界では、親日の実態もあるが、一応先進国の一員となり経済面で力を得て、この日本から得た「韓国存立の基盤」が、国家としての存立の基盤を掘り崩す凶器となっているのではないかと私は洞察している。

更に不幸なことは、韓国の歴史に矜持ある精神的な核が無い為に、国民を教育する為に、真実と異なる歴史を教え込んできた為、現在の成人が「真実と違う歴史を信じ込んでいる」ことの不幸がある。

真実の歴史抹殺とハングルにしたため漢字で本当の歴史が読めない国民となっている。「嘘を教え込まれた国民」が反日となったのは必然である。

現代韓国は日本が心的外傷・トラウマなのである。

その上に儒教的弊害があり、また間違った古代歴史、更に韓国人特異な性癖もあり、極めて難しい日韓に転化してきつつあるのではないか。

 

歴史の事実は変えることは不可能、解決は、韓国人が真実の歴史を学び、認め自らが「歴史との和解」が必至である。日本はこれ以上妥協できないし我慢するしかないから、長い時間と日本とのトラブルを重ねて、韓国人が賢明ならば「彼ら自身が真実の歴史と和解するしかない」と思う。

それが達成されるのか不明である。

韓国人が、それが出来なければ「韓国人自身は更なる精神的崩壊へ突き進む」と思われる。

       令和元年92

  徳永日本学研究所 代表 徳永圀典