麻生太郎よ、新党を結成せよ! 

自民党総裁選挙、麻生氏の派閥以外の八派閥の領袖が政策公開以前に福田氏を推薦したのは歴史の巻き戻しである。これは大失敗であり自民党の加藤紘一、山崎拓、古賀誠など、アナクロニズムの面々の仕掛けによるもので、それだけで自民党のイメージが薄汚れてしまった。自民党の終焉を意味するものになるのではないか。古賀などを表面に出さず、伊吹幹事長となったのは多少はよいがカモフラージュであろう。山崎、古賀などの面々は利権政党丸出しの顔付だ、古賀の体質はヤクザ顔だ、不潔な顔だ、表に出る顔ではない。彼等が福田内閣の陰の実力者だと分かった事で自民党は衰退期を確実にした、終わりの始まりであろう。 

福田は、確かに手堅いそつの無さと安定感はある。

だが、根本の所が間違っている。自民党は、日本の伝統を守る政党である。福田にはその哲学が無い。

保守政党でありながら、「戦後レジームからの脱却」路線には否定的である。

更に、憲法改正にも慎重であり、自民党本来の政策、路線が後退する気配がある。

そして、重大なことは、夫婦別姓や人権擁護法案、定住外国人への地方参政権付与といったリベラル色の強い政策や法案の実現を求める勢力が勢いづきそうな情勢にある。

 福田は憲法改正は党是と知りつつ「自民、公明両党だけで決めていいものか」との立場をとる。これでは伝統を守る自民党ではない。

集団的自衛権の憲法解釈変更も「憲法に抵触するかどうかを慎重に考えたほうがいい」と否定的な見解を示している。

 福田は教育再生にも言及せず、教育再生会議は12月の最終報告を前に頓挫しそうである。ゆゆしき事態である。

 古賀誠は、人権擁護法案の旗振り役で、福田支持派には夫婦別姓論者も多く要警戒人物がずらりと背後にいる。これは真性保守政党ではない。

 独自色を強めたい公明党は、離婚後300日以内に生まれた子が前夫の子とみなされる問題で民法改正を強く求め且つ、定住外国人の地方参政権付与についても「福田政権」の期間に一気に進めてくると思われる。

こんな政党や内閣はご免蒙りたい。

こんな自民党は素晴らしい伝統ある日本国には不要である。

麻生氏よ、自民党を割り真の保守政党を創れ。
あの自民党本部に終結した若者が麻生氏を支援するであろう、多くの国民は新しい、真性保守を求めている。
小沢民主党も古い手法だ、旧来の政党には飽き飽きしている。

立ち上がれ!麻生!!!!!

平成19年9月24日

徳永日本学研究所 代表 徳永圀典