安岡先生は、トップクラスの指導者に色紙を渡されている。愚生も光栄なことに先生と会食し色紙を拝領している。「修徳永善是圀典」である。

ある高名な財界人が論語の一節をものしたものを頂いている。

(あん)平仲(へいちゅう)、よく人と交わる。久しうして人これを敬す」

人付き合いのいい(あん)平仲(へいちゅう)、彼と付き合う人々は時間のたつほどに尊敬を増すのであった。これは至言である、永年の交際となる程、尊敬の念が高まるとはなかなかの人物である。そうした人間になれというのである。