未熟児は世界第二位

先般、障碍者の大量殺人があった。過去はこのような障碍者は居なかったと疑問に思い調べた。

日本の未熟児誕生は世界第二位、異様なことである。

首位はインドネシア。

最大の原因は二つある。

1.   女性の晩婚化。

2.   日本特有の「異様なダイエット」にあると言われる。

 ――戦後社会の構造変化、食生活変化の社会的病理からでありましょう。

 ――副産物として社会保障費も巨大化し膨張中。

 ――日本の医療技術の高さにより270グラム誕生胎児が2700グラムで退院する、だが後遺症が続発している。

この弊害は

1.   親子とも生涯の悲劇。

調べてみた、

昭和45年出生数193万人出生 未熟児5.7% 

平成13年 同 102万人    同 9.6%

首位インドネシア 11% 米国8% 英国6.9%

ドイツ6.6%

 

元凶は 高齢出産とダイエット 

初産年齢 昭和55年 26

     平成13年 30

未熟児出産リスク

 25才から29才の妊婦  7.7%が未熟児を産む

 35才から39才の妊婦  9%が未熟児を産む

 40才から44才は    10%となる。

 45才以上では      14.1%となる。

野田聖子氏を思い出す。

国民健康・栄養調査によると

20代女性の平均エネルギー摂取量1628キロカロリ

これは戦後の食糧難の時期である昭和46年敗戦翌年の1696カロリーを下回っている。驚嘆するではないか。

 

妊婦貧血 未熟児リスク30

未熟児は「自然の摂理」である。これを日本の先進医療の高さが救済している構図となる。

 

東京都内で働く女医はいう、

「太っていることは自己抑制できぬ証と考える女性が多い」と。自然の摂理に反した思考である。

健康な赤ちゃんが生まれぬ背景がみてとれる。

―――働く女性の多くが「負の矛盾」に陥っている。

未熟児にかかる費用は推定年間2千億円と言われる。

喫緊の社会問題であるが、誰も正面から言い出せないでいる。

        平成28年9月1

    鳥取木鶏会 代表 徳永圀典