恩田杢の改革手法

恩田の事歴を記した「日暮硯」によりその手法を描かれ、それを五つのポイントに要約された。

1.   改革の全権を受けること。

藩主、一族、重臣から全権委任の約束を取り付けた。その時、「私が進める改革に反対せず、命令を厳守すること。そのかわり、私のやり方に不正義があれば厳罰に処して欲しい」と言明している。これを内外に示すこと肝要なり。