鳥取木鶏会 9月例会レジメ 徳永圀典

リーダーの持つべき資質とは何か

「国は一人を以て興り、一人を以て亡ぶ」 

「義命」

「上に立つ者の道三十二箇条」 岩沢正二  別紙

佐藤一斎 言志禄

明にして重厚、威厳にして(けん)(ちゅう)。人の(かみ)たる者は当に此の如くなるべし。

聡岫雲斎「上の立つ人間は、聡にして明に物事を洞察し、しかも重々しくて穏やかでなくてはならぬ。その上に威厳を伴わなくてはならぬ。更に謙虚で、わだかまりの無い人物であらねばならぬ。」

「重職心得箇条」 佐藤一斎        別紙

東洋思想十講 安岡正篤

職員就業心得箇条の必要性

「現在のように大衆化し、自壊現象を深刻にしている危険な社会だ」

リーダーの持つべき資質

 「いかなる激しい局面に対処するにも、疲れることのない滾々たる精神的源泉を養うこと」

 「自分の心眼を内に(めぐら)すことができ」

 「ものの性命・真実を把握し、真の改革、建設をやる」。

帝王学の基本

「蘇老泉が名相の菅仲を論じて、「国は一人を以て興り、一人を以て亡ぶ。賢者は、その身を死するを悲しまずして、その国の衰うるを憂う」と云っているが、それが帝王学の基本である」

道元禅師

当下(ただち)(がん)(のう)()(ちょく)なることを認得して、人に(あざむ)かれず、便(すな)()空手(くうしゅ)にして郷に(かえ)る」と。

つまり、「眼は横に、鼻は直にある」

終戦の詔勅

「義命の存する所」としたのを、時の大臣が「時運の趨く所」

義命 左伝

「信以て義を行い、義以て命を為す」

佐藤一斎 言志禄より
141.          精神修養が第一の薬

小薬(しょうやく)は是れ草根木皮、大薬(だいやく)は是れ飲食、衣服、(やく)(げん)は是れ心を治め、身を修むるなり。 

岫雲斎

小さな薬は、草の根や木皮、大きな薬は日常の飲食や衣服である。薬の根源は、心を治め、身を修めることであろう。

論語

五十易を学べばもって大過なかるべし。

五十才くらいから本当の勉強が出来る