「青年よ大志を抱け」の真意
札幌農学校の名師クラーク博士は大学を去るに臨んで子弟に与えた一語は余りにも有名だが、しかし多くの人々は boys,be be ambitious と言う片鱗だけを記憶し、全てを知らない。しかし、クラーク博士の本心は決してそれのみにあったのではない。その次の言葉こそが重要なのであります。
boys,be ambitious not
for money or selfish
aggrandizement,not for
that evanescent things
which men call fame.
be ambitious for the
attainment of all that
a man ought to be.
青年よ大志を抱け。それは金銭や利己的誇りのためではない。世の人々の名誉と称するその実は虚しいことのためではない。それは一個の人間として、正に、かくあらねばならんあらゆる事を達成せんとする大志を持つべきである。
と力説したのであります。
こういう精神革命をやらなければ、世の中は本当に改善することはできないのであります。