谷垣禎一氏
旧制高校の同級生と言う雰囲気では、いい男に間違いあるまい。頭脳は明晰なことはわかる、人柄も不悪である。
だが、政治家として、また、総理として一国を託する人物、一国を主宰する人物としてとなると、全く魅力に欠けて物足りないのである。大いに不満があるのだ。
甘い顔も見せる安倍晋三氏のほうが、人物内容に「実と力」を感じるのであり重厚なのである。
谷垣には重厚さも無く、人間的迫力も感じないのである、圧しに欠けるのである。「悪さ」に欠けるのである。「力」を感じないのである、その上に、谷垣優等生が自ら常に積極的に微笑を湛え過ぎているから、更に軽く見えるのである。
一筋縄では行かぬなと思わしめる、人間的凄みが皆無なのである。
安倍氏には優雅な優しさと同時に、厳しい横顔も見せる、またブレナイ信念の人という、実のある厳しい風貌も併せ備えているのである。
谷垣は、顔が整いすぎている上に、進んで笑う、これは友人仲間ではいいが、一国の総理としては軽る過ぎるのである。
谷垣の親分の加藤紘一が、自民党で反乱を起こし、断念した際、谷垣は、泣いて見せた。
これは国民の脳裏に焼きついた、軟弱な男だ、トップの器量に非ずと。
この場面で谷垣は「泣く男、弱い男、頼れぬ男」と決定的に烙印を押されたと判断して間違いあるまい。毒にも薬にもならぬ男という印象である。
次に、若い時に、谷垣は中国にてハニー・トラップにかかったとの噂が消えない。これは決定的である。あの橋本竜太郎は、女を抱いた後から体調を崩したと言われる。
中国に対しては、毅然としなくてはならぬ時、この谷垣の日本国としての効用は皆無ということになるのである。
どこかの大都市の首長がいいのではないか。
平成18年9月5日
徳永日本学研究所 代表 徳永圀典
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