95翁 徳永圀典の人生至言 その3
九十にして九十と化す!
古典、淮南子、えなんじ、の六十は古い。
六十なんて現代では洟垂れ小僧に近い。
だが、年を取るに連れて分かる事があり身にしむ言葉ではある。
職業定年となれば一通り人生を終え結論を得るが、職業人生と言う、限られた人生の一面が大半だ。
これは案外、密室的な世間だ。
だから
還暦で全人生を肯定するのは早すぎる。
それからが、
本当の生身を持つ人間の本当の人生、
生の苦しみが待ち受けている。
結論は、
幾つになっても、やり直す、即ち維新して行く気概を持つこと
の必要性が掲題の言葉の持つ
本質なのであろう!