安倍晋三語録
安倍氏は最近の団塊の世界の政治家連中と比べると格段に明快に国家観が確立しており、遂に期待の人物が現れたかとの思いを強くする。小泉氏は主権国家としての矜持を失い堕落してしまった。安倍氏はリーダーとして言語が極めて明快、意味明瞭、胆が座っている、政治家はかくあらねばならない。安倍氏の台頭は国家のために極めて悦ばしい。この方が日本の在るべき政治家像のモデルとなり国民が気づいてくれるのを心から期待する。安倍氏の大成を一日千秋の思いで待つ。
安倍氏の発言の中から勿論ごく一部だが
「安倍語録」としてご披露する。

1..国家改革に関して
@これまでの日本は、物質的に豊かになることにのみ焦点を合わせてやってきましたが、それだけでは厳しい国際情勢を生き抜いていくことが出来ないとわかった。経済的な側面だけでなく、外交・安全保障・文化などの多角的な戦略思考を発揮する、本当の意味での強い国家にならなければならない事を理解したと思うのです。

A日本にとって安全保障問題は六十年安保以降、いわば「密教」の領域に入っていたと思うのです。表で堂々と議論することが出来なくて、どこか専門にやっている人達がいるけど、彼らの存在は誰にもきづかれかれないようにする。そんな年月を送ってきた。所がその結果、議論が非常にマニアックなものとなり、憲法解釈論が繰り返される、世界に通じない議論になりつつあります。ですから、これをまた「顕教」の領域に戻すのです。

Bまさに
今こそ、国が滅んでいくか興隆していくかの分かれ目なのかもしれません。ここで政治家がたじろいではいけないわけで、自分の信念で進んで行くしかありません。

C安倍氏が一年生議員時代の頃。集団的自衛権に関して。
「権利を持っているのに行使できないのでは、
日本は禁治産者ではないか。」

2..勇気・胆力・胆識
@安倍氏は以前、「タカ派」と呼ばれた時。安倍氏はこう答えた。
「国民の生命財産を守ろうとするのがタカ派なら、僕はタカ派で結構です」

3.靖国神社
@私たちも日本の歴史の一部です。わずかな一部ですが。連なってきている中でその連鎖を切ってはいけない。そういう思いを強くします。よく参拝の日にちを外せという意見がありますが、八月十五日に先ほど言ったような思いが集約されていますから、その日に行くことが非常に大切なんです。

4..教育問題
@歴史教科書
安倍さんは外務省が、
次官以下首脳部で研究会をつくって検定妨害のための教科書内容のチェックを始めたのを知り、私の前で外務官僚へ電話をかけ、越権を激しい言葉で叱責し、方向を変えようとした。

A精神の拠り所となる価値観は何かと言うと、やはり日本が培ってきた文化や伝統、歴史の力でしょう。例えばイギリスの場合、栄枯盛衰の歴史の結果、現在は経済力において、日本を下回ります。それでも世界からある種の尊敬を勝ち取っているのは事実ですし、畏敬の念を持たれている。これは彼らが、自分たちの文化や伝統に自信をもち、その価値観に基づいて毅然たる行動をとっているからです。我々はイギリスの行き方に眼差しを向けるべきではないでしょうか。社会全体がそのような方向に変われば、子供達も、この国に対して誇りが持てるようになるのです。
二十一世紀を担う子供達には日本の文化・伝統の素晴らしさを知って貰いたいし、日本の文化をさらに隆々たるものにしてもらいたい。それには教育が極めて重要です。
平成15年12月1日