武奈ガ岳--海抜1214.4米

関西百名山 24   武奈ケ岳 平成12年9月9日 土曜日 曇
集合場所 大阪駅 東改札口 午前7時30分
参加者  森川、清水、繁益、香西、安東、長戸、吉田、徳永

昨夕の猛烈な雷雨も去り一先ず安心して登山に向かえる朝であった。天気予報がガラリと変わり京都滋賀地方は晴れ時々曇りとなる。今回は雨で半ば諦めていたので率直に嬉しい。私には3ケ月ぶりだから。久しぶりに会長初め皆さんも大変お元気そうで懐かしい思いである。本当にこのご縁を大切にと思う。縁尋機妙 多逢聖因 の不思議を痛感している。有り難い事である。私には大峰山に不参加で悔しいが、車中や随時の各位の大峰山のお話で満足を共有した心算だ。それにしても会長の精神力には凄味を感じる、将に老師と呼ぶに相応しい我らのリーダと心から思う。常人の及ばぬ行為をされて心から脱帽している。
AM7.45 新快速に乗車 色々と話題が豊富で楽しい。少しして略、全員座れて安堵した。一人でも立っていると嫌なものだ。
AM8.40 比良駅に臨時停車した。直ちにバス乗車 全員座れた。
AM8.55 イン谷口着 曇 山は霧だ 海抜250米 気温23度 弥山の後1キロが1時間要したとの話を香西氏から聞いた、一度  は登りたいと痛切に思う。繁益氏がトンネルから弥山経由前鬼に下山ルートがある由、是非にと思う。
AM9.17 大山口 海抜390米 気温27度 小休止  蒸し暑い、当初から流石に山道だ。里の道ではない。青ガレが近い。
AM9.58 青ガレ取り付け 海抜680米 気温24度 香西氏はこの青ガレは弥山の胸つき八丁の雰囲気だと。ここから確かに確実 に注意して慎重に登る。三点を固定して一歩一歩進む。途中、間違えたがすぐ引き戻す。曇天で登れば登る程に霧と靄が濃くなる。雨の心配が心によぎる。
AM10.43 金糞峠着 小休止 霧で眼下の琵琶湖が見えない。少し残念、今日は見えないかも知れない。ここは比良山銀座のメインストリートの交差点である。海抜は870米 気温は22度と下る。霧と靄の十字路。11時出発す。ここから林の中で谷川がある。中峠へ向かう。変化のある樹林の中の登りで単純ではない。
AM11.38 樹林を抜けると中峠 ここは海抜1040米 気温は20度となっている。ここから足下に注意しながら急斜面の涸れ沢を登り樹林を通っているのであろうが霧の中の大笹かきであった。多分、コヤマノ岳を経由したと思う。
PM12.28 武奈ケ岳山頂 海抜1214.4米 気温21度 多くの登山者が昼食中である。記念写真を撮って各自お握り3ケ、美味い。恒例のコーヒーは勿論頂く。雨も降らぬ中にと急ぐ事とした。
PM13.00 出発した、途中約10分程下山中、霧がパット晴れた。西南綾が美しく眼下に見えた、これは変だとなり引っ返した。再び急いで引き返す。岐路でイブルキのコバ経由の道を選ぶ。約20分のロスであるが出発が30分早いので予定どおりだ。鞍部なのであろう、風も無い暗い道であった。
PM14.02 八雲ケ原スキー場 小屋で缶ジュース ポッカリスエットが旨かった。海抜950米まで下山している。気温22度
PM14.30 ロープウエー山上駅着 まだ未着の人がいたが14.35分のに私のみ飛び乗った。下で待つつもりだ。
PM14.42 ロープウエーでの眼下の景色は山も琵琶湖も絶景である。秋は素晴らしいと思う。ここでリフトに乗る
琵琶湖を眺めながらいい気分で降りる。琵琶湖哀歌の唄を口づさみながら、旧制3高のボート部の青春と遭難を思いつつ。   
遠く霞むは彦根城 波に浮かぶは竹生島 三井の晩鐘音絶えて なにすすり鳴く浜千鳥
瀬田の唐橋 漕ぎ抜けて 夕日が湖に 漕ぎ出でて オールを揃えてさらばぞと ああ青春の波の音

PM14.56 山麓駅着 ヤレヤレこれで15時5分のバスに乗れたと安心した。雨にも逢わず、誠にラッキー、各位の精進の良さであ ろう。比良駅は5分で到着。
PM15.33 新快速に乗車 全員が同じ席に座れて誠に有り難い。会長と長戸氏がビールを手際よく購入しておられて、全員が乾杯。大いに語り、喋りアット云う間もなく京都、新大阪、大阪と着いた。ありがたいことであります。
この山は気象状況の変わりやすい山だ。西北風の通り抜け通路で湖があり冬期は特に厳しいと理解した。
皆さん、本当にありがとうございました。 私の鳥取帰宅は午後8時20分でした。(お詫び 琵琶湖哀歌の二番の終わりは少し自信なし)