中国、あれやこれや その O

 1日 自己中心のシナ

歴史を見ればシナは周辺地域への侵略、版図拡大の歴史である。だが、中国の歴史教科書には一切「侵略」の言葉を使用していない。文字の使い方が巧みで「義戦」で表現して侵略を正当

化している。つまりシナは義の為に討や伐を行っても、不義とされる侵や略はしないとしているのは、自虐的で生一本の日本人と違うのである。ゴマカシとペテンの国である。
 2日 シナの正義

そのシナの正義とは、シナの支配者にあるというのが大前提にあるのだ。それが彼等の身勝手な中華思想である。

夷荻はシナの王道に従い王化を受けてシナの民となり、当然にシナの領土となつたのだと言うのである。
 3日 シナの朝貢・冊封秩序

中華世界の無限の拡張原理は、シナの支配者の徳を万民が慕い、夷荻までが遠路朝貢し冊封を求め、彼らも王化し、つまり華化(シナ化)

して行くという身勝手なものである。このような論理だから故にシナは決して侵略しないというのである。シナ絶対主義そのものなのである。
 4日 シナの侵略の歴史

秦の始皇帝が天下を統一、北の匈奴を討ち、南は南越を伐っても、漢の武帝が西域まで勢力を伸ばし、朝鮮半島に四郡を設置してもシナの教科書は、かかる覇道行為を侵略と言わない。

それどころか、シナを発展させ、疆域を拡大した英雄としてこれら侵略者を褒め称える。
侵略の歴史である開拓者や発展史として誇りに持てと説いている。
 5日 中国周辺国 現在でもシナの周辺諸国は侵略国家として脅威を抱いていると言われる。南ベトナムでは中国を伝統的侵略国だとして高校教科書で教えている。 ベトナム人の原郷は揚子江流域の百越の地であり越人はインドネシア半島まで追い詰められたと記載しているが史実である。
 6日 韓国の教え方

韓国はシナが怖いものだから、朝鮮半島侵略史を教えない。

ただ、満州ことに遼東半島や遼河平原が古代韓国の領土だと書いている。誰の目からもシナの朝鮮半島侵略である。
 7日 清帝国

清は満州に興り、東亜大陸を征服した王朝である。版図を明の時代の三倍にした。清は漢民族でなく彼らの軽蔑した周辺の夷荻の女真族である。

現在の中国は、その清の版図の復元を志向しており、狙いは台湾・沖縄・韓国・ベトナム・ビルマである。根っからの侵略国中国である。
 8日 台湾人の述懐蒋介石の非道

「アメリカは日本に原爆を二つ落としただけだが、台湾には蒋介石を落とした」と嘆いたと黄文雄氏は言う。台湾にはアメリカの軍艦で運ばれてきた蒋介石軍の進駐と統治により、長期間、原爆以上に悲惨な被害を受け立ち直れなくなつたと言う。

台湾に上陸した中国の軍隊と役人は、イナゴの大群のように日本の官民の財産を接収の名の下に略奪し、あるいは産業用物資を押収し中国に持ち運んだという。私腹のためである。結果、戦後復興の目途が立たず、経済は崩壊、ペスト・コレラ・天然痘などが中国大陸から持ち込まれ大流行したという。
 9日 台湾人大虐殺

中国人と台湾人の文化摩擦、文明衝突の中、1947年の228日事件と台湾人大虐殺である。犠牲者数は約3万人、今日まで事件は完全に解明されていない。

続いて白色テロという恐怖政治が長期間続いた。80年代後半まで、人類史上最長といわれた戒厳令の解除まで無数の台湾人が荒唐無稽な罪で投獄され或いは処刑された10万人以上と言われる。
10日 凶悪犯罪の横行

このようにして台湾には強盗とか凶悪犯罪が横行することとなった。夜も日本と同様施錠しなくて良かったが香港と同様に二重の扉、窓に鉄の格子が嵌められるようになつた。

現在の日本にピッキング強盗とか悪質な犯罪が中国人によるものが多いのと同様である。
11日 詐欺社会の中国 中国社会は詐欺社会であり、キツネとタヌキの化かしあいの社会であろう。人間不信社会であり、良心を持つ者は孤立するのである。だから、盗作、偽物は彼ら の社会では官民あげて罪悪感は無いのである。恥と思わぬから国も本気で取り組まない。これで市場経済なんて永続し国際社会に秩序ある参加なんてできもしない。
12日 二・二八事件 二・二八事件当初、台湾全住民に包囲された形で劣勢にいた台湾行政長官の陳儀は、住民代表の二・二八事件処理委員会が要求する政治改革の実施を約束したが、 その裏で、南京に鎮圧軍の派遣を要請し、中国軍が上陸するや、直ちに住民虐殺を開始し、陳儀の約束をなんら疑わなかった委員会の知識人を根こそぎ殺したのてである。

元日本兵の台湾人たちが嘉義飛行場の中国軍に猛攻を浴びせた時、中国軍は白旗を立て、降伏したと見せかけ、台湾人に逆襲し多くを殺害したぬのである。

台湾人が日本人のように、人を疑うことを知らぬ正直さが裏目に出たのである。この事件で3万人が殺された。中国人が平和を約束する時が最も危険と言われる。
13日 水道の蛇口

当時、中国人の近代化は台湾とは大幅に遅れており、水道の蛇口を見た者はいない。蛇口から水が出るのに驚嘆した。

それを買い壁に穴を開けて差し込んだ処、水が出ないので「騙された」と激怒する類のトラブルは日常的であったと黄文雄氏は言う。
14日 唐以降の中華帝国 唐以降は、契丹人、女真人、モンゴル人満州人などの北方諸民族と漢人が交代で王朝を築きも中華世界あるいは東亜世界を支配した。 その中で、漢人が中国を支配すると必ず苛斂誅求が行われ、民衆にとり悲惨であった。
15日 明の時代

とりわけ、王朝の名は明でも、実際は中国史上で最も暗黒時代で、極端な鎖国政策の下で最強の独裁体制が敷かれ、民衆は甚だしく蹂躙されている。

その為に、民衆は、流賊李自成の反乱軍が興っても、また次いで満州軍が侵入してきても、明の人々は解放軍として心からそれを歓迎したと言われる。
16日 清王朝 そして、満州人の清が中華世界に君臨すると、康熙、雍正、乾隆三代に及ぶ約140年近くもの間、中国史上最大の繁栄期が現出したのである。 史上初めての人頭税が撤廃され、民衆にとりもつも幸福な時代となつたのである。
17日 中華の物理的限界

版図拡大の物理的限界が中華の限界でもある。隋・唐以後、その拡散力の衰退で、草原のモンゴル、東トルキスタンチベットなどの中華世界の外には波及していない。

せいぜい、東アジアの朝鮮、日本、ベトナムに影響を及ぼしたくらいであった。東南アジアからチベットまでは仏教文化圏でありイスラム文明圏は砂漠を覆い中華世界まで食い込んできたのだ。中国の野望を挫いたのは、欧米列強だという史観は中国にはないのではないか。
18日 19世紀の列強

清帝国の膨張が限界の頃、北でそれを食い止めていたのがシベリヤを征服したロシア、そして欧米列強のアジア進出によりビルマ、ベトナムなどは植民地に転落し中華の冊封朝貢体制も崩れた。

そして朝鮮までも新興近代国家の日本の勢力下に入り、日清戦争で決着した日本との抗争は、そもそも朝鮮を朝貢冊封体制から分離、独立させたくない中華の目的であった。
19日 19世紀のトラブルの主因

19世紀に発生した欧米列強と中国とのトラブルの原因は、産業革命や市民革命を経て世界にのし上がった新興の欧米諸国の潮流に乗る事が出来なかったからである。

中国による欧米の「列強侵略」とという主張は中国の歴史捏造である。他国への責任転嫁であり、これはそのまま朝鮮にも当てはまる。
20日 義和団事件 これは、中国による西洋人に対する襲撃、殺害、西洋文物の破壊運動である。この排外運動の盛り上がりに意を強くした西太后は万国に宣戦布告をした。これは19世紀の愚行と言えるものであった。 中華帝国の天下主宰、版図拡大の野望は挫かれたが、現今中国は今日なおこの伝統的野望を放棄していない。それは中国の天下主宰への希求は中国人の勝手に抱く世界観から来るものであるからだ。それが現今活発化している軍備拡張であり海洋進出である。いずれ世界的な大問題に発展する必然性がある。
21日 中国の諺 「陳・林・李・蔡、天下の半分を占める」 自慢にもなるまいが、李の姓を持つ者だけで日本の総人口よの多い。人口過剰の為、有限資源の争奪戦を延々と繰り返し貧窮落伍に陥っている。そして、現代では海賊版の詐欺商法を国際社会に持ち込む破廉恥国家と言えるのである。
22日 中国は専制の国 中国の大人口と大領土を纏め上げるには一極集中、専制独裁の中央集権体制を採用する以外は無いのかもしれない。アジア的専制、一君万民しかないのかも知れない。 地方の人的、物的財的資源がすべて中央に収奪される為、やがて地方が崩壊し、そしてそれと共に中央も崩壊するという状況が周期的に繰り返されている。「統一と崩壊」の中国の歴史原理である。
23日 一治一乱

中央による収奪を避けようとする地方の遠心力。中央の政治的求心力が常に拮抗することで、一治一乱の歴史法則が作り出される。

分裂、平和を唱える者は打倒されるというこの戦乱国家の愚劣な一大特徴である。
24日 馬上天下を取る

現在の中国の政権にしても、「馬上天下を取る」「政権は銃口から生まれる」の易姓革命によって確立されたものだ、

つまり物理的力により生まれ、物理的力によってしか守れない国なのである。だから政権は人民の動きを監視し次なる易姓革命の防止に全力を傾注することとなる。
25日 中国古来の世界観 「中国は国家ではなく天下になっている」、これは梁嗽冥の言葉であるが、彼の独創でなく、中国古来の伝統的な世界観と言われる。 清初の考証学の創始者顧炎武は「天下は道徳観念、国家は政治概念であって、だから国家は滅びても民は滅びない。天下が滅びれば民も滅びると論じている。
26日 中国人の理想 中華帝国とは、本質的に天下統一、世界統一を果たし、儒教思想から来る「大同世界」を実現することを最大の「理想」として掲げるという。 このように「中華帝国」は中国人の夢であり希望であり理想なのである。
27日 富国強兵 アヘン戦争以降の洋務運動、戊辰維新、西太后の新政も、辛亥革命やその後の革命、改革運動のすべてが富国強兵による中華帝国の再興を目指すものである。 現在の改革開放政策のスローガンも「世界の前列に立つこと「(富国強兵)であり、江沢民時代からの愛国主義、民族主義の高揚政策、はっきりと「中華の再興」を国家の最高目標として掲げている。
28日 中国には敵が必要 核兵器、ミサイル技術の強化や海洋進出、本土防衛戦略から戦略的国境防衛政策への転換など、軍拡を行う為に敵ほ必要とし日本をその標的とした。 仮想敵国がアメリカ覇権主義、 台湾分離主義そして、ありもしない日本軍国主義である。
29日 中国には敵が必要 核兵器、ミサイル技術の強化や海洋進出、本土防衛戦略から戦略的国境防衛政策への転換など、軍拡を行う為に敵を必要とし日本をその標的とした。 仮想敵国がアメリカ覇権主義、 台湾分離主義そして、ありもしない日本軍国主義である。
30日 宣伝の為の日本軍国主義 ありもしない日本軍国主義を叫び民衆をして「日本憎し」で結集し国内団結に利用する。 1990年代以降、既に中国は軍拡により周辺諸国への恫喝に成功している。そして21世紀の中国全盛期には、「西のインド」、「東の日本」が二大敵に絞られてくる。