人物月旦--人物げったん 

福田官房長官の巻

どおやら、食えん男らしいと感じたのは対中国、韓国の靖国問題と新しい教科書問題の頃からであった。。親父の清廉な印象が有り過ぎて私は長い間、彼の本質を見る洞察の眼が曇っていたと思われる。一見誠実そうであるが、中々狡猾のようだ、国政の重鎮たるべき男ではない。サラリーマンの保身術が身についてしまったらしい、斜めに構えた一見思慮深いような、淡淡と見える、権力指向に見えない、ドッコイそれは彼一流のカムフラージュであった。コソコソとしている、陰険だ、堂々としていない。決して師表に立つ人物ではない。総理総裁の器に非ず

1.今回の北朝鮮問題で、当初は外務省の大洋州局長の田中均と二人で組み、安倍官房副長官を外していたのだ。安倍氏が国益重視であり、コソコソと軟弱路線を狙っていた。官房長官といえば内閣の取りまとめ役であり、まあ、何とか巧く取り運びたい、問題を起こしたくないのサラリーマン的心があったのだ。これは、最大の公の立場でありながら私の心が作用しており内閣の要の人間の最も禁忌すべき事だ。橋本派と裏で繋がる保身が彼の生命線らしい

2.祖国のために命を投げ出した英霊を祭る聖地を、外国に同調して抹殺しようとする福田康夫や外務省役人のような、政府高官や役人が、世界のいったいどこにいるのか。徳永圀典
 平成14年11月6日 
日本戦略研究所からの引用

拉致問題解決を妨害する福田康夫官房長官を更迭せよ
  
「現代の日本は廟堂に正気*というものがない」(安岡正篤)

4/11国会において「日本人拉致疑惑の早期解決を求める決議」が全会一致で可決された。当初、外務省の田中均アジア大洋州局長が、「北朝鮮を刺激するから」という理由で、国会決議をしないように、自民党国対幹部や議院運営委員会幹部を個別に回り、「北朝鮮を刺激するのはまずい」などとして提出とりやめを働きかけ、強く抵抗していたと報道(3/20産経)されていた。
そうした外務省の妨害工作を退けて、全会一致で国会決議をした意味は大きい。
また、4/12に開かれた「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」の準備人会においては、
(1) 朝銀信用組合疑惑の徹底解明と公的資金注入の中止
(2) 東シナ海に沈没した不審船の早期引き揚げ
(3) 北朝鮮への送金の全面禁止
などを政府に働きかけることを決定した。

従来の日本政府と国会は、「なるべく拉致問題に触れない」という邪悪な空気に支配され、拉致された被害者家族の思いを無視し続けてきたが、日本の国会は正気を取戻し、ようやく“まとも”になったと言えよう。

しかし、廟堂のもう片方=政府はといえば、中国共産党政府の意向に迎合して、その恩顧にあずかりたい一心の外務省アジア大洋州局の幹部たちが、一貫して北朝鮮の立場に立った言動を繰返している。

「拉致された、たった10人のことで日朝国交正常化が止っていいのか」という槙田邦彦前アジア大洋州局長の発言はそれを象徴するものである。

こうした北朝鮮による拉致問題を棚上げしようとした槙田邦彦前アジア大洋州局長の発言は野党からも問題視され、責任を追求しようとする国会議員の動きに対し、福田康夫官房長官は田中均アジア大洋州局長の要請をうけ、「
槙田邦彦前アジア大洋州局長の責任を追求しない」と約束したと言われる。

さらに、福田康夫官房長官は、安部晋三官房副長官が立ち上げようとした省庁を横断する副大臣プロジェクトチームについても、田中均アジア大洋州局長から強い中止要請があり、外務省に副大臣プロジェクトチームの会合を中止する旨の回答をしたと報道(3/23産経)されている。(幸なことにプロジェクトチームは現在活動中である)

福田康夫官房長官には前科がある。
昨年の李登輝前台湾総統 訪日の際、やはり槙田邦彦アジア大洋州局長(当時)が李登輝氏の入国申請はないと嘘をつき、さらに首相に抗命してまで李登輝氏の訪日を阻もうとした。この国益に反する行為の責任追及のため結成される予定だった「槙田邦彦アジア大洋州局長の責任を追及する議員連盟」の旗揚げを止めさせたのも福田康夫官房長官の仕業である。

また、昨夏 槙田邦彦アジア大洋州局長と連携して小泉首相を説得し、8月15日靖国神社参拝を阻止したのも福田康夫官房長官である。

このように、
国賊ともいえる外務省アジア大洋州局と立場を同じくする福田康夫氏が、小泉内閣の官房長官にふさわしくないことは明らかである。
小泉首相は、早期に福田康夫官房長官を更迭し、
日本の廟堂に正気を取戻す必要があろう。

*正気=天 地 人の間に存在するという、正しくて大きな根本の気