外交の原則

左伝(さでん)」の名論、

「信以て義を行ひ、義以て命を成す。小国の望んで(なつ)く所なり。信知るべからず。義立つ所無し。四方の諸侯誰か解體(かいたい)せざらん」

外国と、いかに交わってゆくか、という対外政策について、左伝にこのような名論があります。

国家間にも信というものがなければならない。

その信から、我ら如何になすべきかという手段、政策等の問題即ち義が生じ、これを遂行するこ

とによって出来上がるのが命というものである。

                安岡正篤先生の言葉