拝啓 徳永圀典様
いつも高齢の身をもって国家存亡への御提言感謝しております。そして執筆ご苦労様です。私は昭和24年生まれ、いわゆる団塊の世代などと云われ戦後、国の成長と共に生かさ
れてきました。本日「団塊世代800万人」本稿、拝読しました。
これこそ我々の身を処す命題だと思います。私事ですが(日蓮宗)二年ほど前、身延山への輪番給仕で同行した村の80代の長老から帰路、自伝を書いているがワープロに出来ないかと相談されました。以前から氏と同じ戦中派の伯父貴から戦友諸氏の回顧、回想録等の本を頂き、興味があったので引き受けました。
しばらくして鉛筆で書き込まれた原稿用紙や便箋が届けれた。大正十年生れの氏の生い立ちから昭和の初めの村の生活情況、そして満州事変に始まる支那北支への出征と従軍記録が、映画でも観るように書かれてありました。パソコンに文字入力しながら読み進むと時折、落涙してしまいます。19才で志願し5年もの長きに渡り、支那大陸で共産八路軍やソ連軍と戦い、無念にも敗戦を迎えながら居留邦人引揚げの為、急襲する非道残虐なソ連軍と、なおも戦わなければならなかった「日の丸峠の死闘」などが克明に書かれてありました。校正で氏の自宅に伺った時、もっと早く知りたかったと訴えた。子供の頃から知って
いた、おじさんだが、かような人生であったことに深い敬意を持ちました。戦後教育で、こうした事実を知らぬまま生きて来たことを無念に思いながら今日、この国の背骨の無きがごとくの有様の原因が次第に薄紙を剥がすように判ってきました。氏は言う「聖戦だと思って戦った戦争は今は侵略戦争であったと言う。私達は何の為に生命を賭けて戦ったのか。五年間の戦闘で多数の戦友諸氏が亡くなった。この人達に侵略戦争だったと今更言えるだろうか。」と結んでありました。今春も戦友会に出席するという伯父貴も常々「国の為に命を掛け戦った青年達がいたことをせめて忘れないで心に刻んで欲しいと・・」と言われております。
前出の自伝ですが「大正十年生れの回顧録」と題して発行することが出来ました。こうした当時の大戦を体験した当事者の思いと大東亜戦争の検証こそ日本国民はもとより国家を牽引する政治家、官僚役人、公務員の方々には特に心得て欲しいものだと思います。先般上映された映画「男たちの大和」で涙せずにいられなかった方々も多いと聞きました。これらの戦中派の正しい国家観、世界観を後世に繋ぎ真の日本に立ち返ることこそ世界平和に通じるものと確信します。先ずは300万人以上ともいえる戦争で尊い命を落とされた先人に対し慰霊と感謝の念を持つことと、そして西欧列強白人植民地主義、世界の不条理を明かしてゆくことが国家再建の道と考えます。目には目を歯には歯を・・・正しい自国の歴史を知れば勇気と信念が湧くと申します。
インターネットも普及発達し既にご存知かと思いますが「全国戦友会連合会」というホームページにはhttp://www.SENYU-REN.jp/
大東亜戦争当事者達の悔魂と戦争に対する検証が掲載されています。また、やはり戦中派の矢崎好夫著「大東亜戦争の大義」と「国連の正体・日本再建の指針」など他、様々な当事者の著作を読み、やっと戦後教育の呪縛から解放されました。老い先短い彼らの大志を受け継ぎ、胸を張って人生後半に挑みたいと思う次第です。これからも、どうぞ真っ当な日本国に成るよう御壮健で御指導、御活躍を念じております。 敬具
付記、ご希望があれば「大正十年生れの回顧録」お送りいたします。
その際は送り先をお知らせ下さい。 新津 拝
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謹啓 徳永圀典様
四月四日の日本海新聞潮流「団塊世代800万人」有り難く拝読しました。
徳永様の御文章の新聞掲載を待たせていただいている者の一人であります。
私は鳥取師範学校在学中に入隊し戦後小学校に奉職させていただきました。
戦後、無垢の小学生児童に占領政策教育の刷り込みを一生懸命にやった一人です。大変責任を感じております。
日本に生を受けながら日本人がいなくなってしまいました。
鳥取市に日本人徳永様がいらっしゃいますことは有り難いことです。
感謝しながら拝読し、心を養わせていただきながら次の御掲載を待ち申し上げます。
大切な御体でございます。どうぞ御健勝の程を祈念申し上げて居ります。敬具 平成十八年四月十日 鳥取県 西伯郡某町 某
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ロータリーソング 鳥取北RCの歌
献 立 洋食
委員会事項 創業記念日御祝
先 週 の 例 会
2006年4月4日(火)
会長挨拶
今日の日本海新聞の「潮流」に森下耀雄さんの同級生で、元会員の徳永圀典さんが、2月23日に開催した我が北ロータリークラブの45周年記念事業のパネルディスカッション「団塊の世代について」の聴講の感想文をのせておられます。
結びとして「団塊世代の最後の大仕事として、日本の歴史、伝統の正しい知見、見直しと復元へ、その大きな団塊エネルギーを注がれんことを切望する」と述べておられます。 こうして記念事業の感想文が新聞にのったことは大変うれしい事です。どうか皆さんも読んで感激してください。
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私は30代半ばのフリーターですが、徳永先生のHPのファンで
いつもHPが更新されるのを楽しみにしております。
「次の内閣は日本の歴史的瀬戸際となる」を読み、先生のおっしゃるとおり次期総理が
福田氏であるなら、日本が将来中国の属国になることは確実だと私も思いました。
それにも関わらず、朝日新聞・テレビは福田氏を持ち上げてあからさまな世論誘導を
行っていることには腹が立つばかりでございます。
その世論誘導的な報道は、マスメディアとして非常に問題があるのではないかと思いますが、
なぜそのことを指摘、糾弾するマスメディア(特にテレビで)が現れないのでしょうか? |
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