平蔵オヤブンさん

ヘイ、親分さん、と言いたくなりやすなあ。着物の裾を折りあげて、草履を履いてスタスタと、しもた屋を覗く、時には庶民に十手をふりかざしてチョイトは威張る、あの人間味もある親分さん。平蔵さんには、そんなのがお似合いだ

平蔵という名前は、どおも吟味方のお奉行さんの感じではアリマセンなあ。十手を持ち歩く親分さんがお似合いなんざんす。

その平蔵さんが、吟味役お奉行さんと出世して、えらいきつい事を言ってる。似合わんなあ。一番に時期が悪いや。

アメリカさんの代理人といわれだした。ソリャ、そうだろう、ハバートというブッシュ殿様の吟味役とツウカアとかメールで連絡とるとか、これは、吟味役のなさる事ではオマヘン。あの銀行を殺すと、言いなさったのは、大間違いデンナ、もうアキマヘン。学者は世間知らず、昭和恐慌の、時の大蔵大臣のミス発言を思いだしマッセ。アンタハンはアメリカさんの日本株の売り叩きを誘発したんデッセ。竹中暴落の名を歴史に留めましたな、これは確実だ。袖の下を仰山貰いハッタんデッカ、それとも裏で威嚇されたんと違いマッカ。アメリカさんは脅迫が好きナンダス。そう言えば自分の税金も払っていないとか週刊誌が言ってますぜ、お金に汚いのは大和の国では、イケマセン。

吟味方お奉行が他国の代理人と言われたらお仕舞いデンナ。

言っときますけどな、アンタハンの方法は5年前、いや、お役についた時の1年半前なら少しは正解なんダス。今やりなさると、暗殺もんですぜ。アメリカさんのいいなりはアキマヘン。アチラさんは、ハゲタカで虎視眈々と狙っていますぜ、今、日本に来ている米国財界代表のアームストロング氏が、お役に立ちますと言いましたぜ。日本を売る気なんですかいな。

それと、子方の目つきの悪いのが気がかりダンナ。

闇夜の月の無い晩には、クレグレもご用心を。
平成14年10月23日