燧ケ岳 海抜2356米 日本百名山 福島県檜枝岐町
東北の最高峰である。我々は、尾瀬に来たのは、この山と至仏山に登山するのが主たる目標である。尾瀬ガ原と尾瀬沼の周遊が目的ではない。見晴という地名にある尾瀬小屋に宿泊し、小屋の左手が登山口である。小降りの雨の中、樹林帯に入る。15分程度して、三叉路があり右は尾瀬沼尻への道、左折が燧ケ岳への登山道である。これほどの渓谷の中をひたすら歩行するとは想像しなかった。第一、この道は「見晴新道」である。尾瀬ガ原でも見下ろしつつ登山するかと思いきや、9合目の三叉路まで急傾斜の、暗い谷の中の登山である。その間、約4時間。虫が多いし風はないし、展望はゼロの愉快でないものであった。9合目から一段と急となり大きな屹立した岩の右を廻り、三叉路に出る。元湯温泉からの道である。距離は4.5キロ。頂上直下は石楠花の花がほころびかけていた。
平成17年7月6日 曇
ポイント | 着 | 発 | 歩行タイム | 休憩タイム | ポイント概況 | 備考 |
尾瀬小屋 | am7:00 | 小雨、朝方は大雨。 | ||||
三叉路 | am7:17 | 0:17 | ここが燧ケ岳への登山口、右は尾瀬沼 | 岩だらけの谷の中を進む。もう靴はドロドロである。ひたすら4時間谷の中の道である。花も多くない。展望なし。 | ||
道標 | am7:50 | 0:33 | 柴安ーへ2.3キロとある。 | ひたすら谷の中を登りつめる。黙々と淡々と。急坂である。 | ||
三叉路 | am10:23 | 2:33 | 山頂直下の9合目くらい。視界が開け展望がよくなつた。 | ここまでは暗い谷の中、忍耐あるのみ。 | ||
燧ケ岳山頂 柴安ー |
am10:58 | pm11:36 | 0:35 | 0:38 | 海抜1356米、巨岩が累積した岩塊の山頂。俎ーと双耳峰。俎ーへの道が分からない、道標もない、ガスがあると道が分からないので不安。想像以上の距離があり時間がかかる。 | 展望はよくない、俎ーが見えない。晴れておれば何ら問題ないが雪渓もあり道が明白でなく不安を覚えつつ下る。広場があり前方に俎ーが見えるのだがガスがあれば不安が生じる、俎ーからの登山者も不安そうであった。 |
俎ー | pm12:08 | pm12:15 | 0:32 | 0:07 | 海抜1346米、ガイドの20分は無理。急な岩坂を下る。周囲に雪渓が散在。 | ガスが晴れ、周囲の展望が開け素晴らしい尾瀬沼と柴安ーも見える。 |
三叉路 | pm0:20 | 1:05 | 長英新道への道と沼尻への道の分岐。 | 沼尻への道は縄が張ってあり急峻らしい。巨大なキヌガサ草に感激。 | ||
浅湖湿原 | pm15:15 | pm15:25 | 2:55 | ここからヌカルミ道でガイドのタイム1時間35分の大嘘に難渋した。樹林帯の中のヌカルミ道の苦闘であった。 | 登り2時間40分、下りもとても歩き難く時間がかかっさた。ヌカルミでいい加減にウンザリした。 | |
尾瀬沼センター | pm15:46 | pm16:06 | 0:21 | 0:20 | 柴安ーから下山する時、心配して同道し案内してくれた、とても親切な大学生に再び逢い、感激。 | アイスクリームを美味しく食べる。 |
尾瀬沼山荘 | pm16:35 | やはり、尾瀬林業の宿は管理がいい。 | ||||
総歩行タイム 9時間35分 |
休憩タイム1時間5分 | 実歩行タイム 8時間30分 |
||||
7月7日 | ||||||
宿 | am5:00 | 尾瀬沼の周遊木道、晴れて見晴らしよい、燧ケ岳が湖水に映っていた。 | ||||
分岐付近 | am5:45 | 湖水の風情よし。引き返す。 | 富士見峠への道分岐。 | |||
宿 | am6:35 | am7:30 | pm6:30の朝食に少し遅れた。 | |||
三平峠 | am7:50 | 森林の中を下山。 | 時々、それらしく山が見える。 | |||
三平橋 | am9:00 | am9:10 | 0:10 | |||
一ノ瀬 | am9:20 | am9:20 | 大清水am10:01に間に合うというので急ぐ。 | |||
大清水 | am9:55 | am10:012 | バスで戸倉の宿へ。温泉して荷物纏める。 | 沼田駅へ向かう。 | ||
総歩行タイム 2:25 |
休憩タイム 0:10 |
実歩行タイム 215 |