熊野古道「大辺路」その2.仏坂から周参見まで。 「安居の渡し」
我々は、熊野古道の「小辺路」も「中辺路」も完全に歩行した。そこで今度は「大辺路」に挑戦することとした。3月に入り春が近いと紀伊半島も雨の日が続き、3日間も晴れる日に中々遭遇しない。今年は諦めるかと思っていた矢先に、いい具合にその日を得ることができた。見老津付近では、ソラマメの花が咲き、グミの実が赤く熟しつつあるというのに、寒波が南下して、時ならぬ雪時雨にあったのには驚いた。紀伊半島屈指の清流である「日置川」の「安居の渡し」は中々乙なものである、幅は約30米だが、青く深い淵の上を進む風情は現代離れして清々しい。ボランティア的に面倒見てくださり、おまけに気の利いた木札の「安居の渡し「が頂戴できる。是非とも勧めたい。
平成18年3月14日 月 晴時々曇り、時に雪時雨
ポイント | 着 | 発 | 歩行タイム | 休憩タイム | ポイント概況 | 備考 |
宿 | am9:20 | 今日の歩行は短いので気楽、ゆつくりの出発。 | タクシー利用した。 | |||
安居の渡場 | am9:50 | am9:55 | 5分で対岸に着く。 am10:00着である。ここは山麓であり直ぐに山林に入る。 |
既に二名の方か゜待機中。バス停から3-4分で河原に降りる。 | 救命具をつけて乗り込む。上流、下流への滔々たる日置川の清流と山々の風景に魅了される。深淵を渡る、僅かな時間だが、21世紀のこの人手による渡しに温かい人情の機微を思い古人の旅を偲んだ、有り難う、安居の人。忘れません。 | |
対岸 登山スタート |
am10:00 | 風情がある日置川の清流。 | ||||
桂松跡 | am10:40 | 0:40 | いきなりの急登、杉林の中、沈丁花が多数満開。 | マムシ草も至る所に見られた。ここは1キロの登り。 | ||
仏坂茶屋跡 | am10:48 | 0:08 | 周参見の港が見えてくるが視界は必ずしもだ。 | |||
道標 | am11:38 | am11:56 | 0:50 | 0:18 | ここはピークらしい。 | |
途中 | pm12:20 | pm12:45 | 0:24 | 0:25 | 陽だまりの場所で昼食。 | 熱い湯でラーメン食べる、ミカンが美味しい、我々はよく食べる。パン食中心。 |
入谷不動尊 | pm12:50 | 0:05 | この辺は自然林の中の快適な歩行。 | |||
地主神社 | pm13:05 | 0:15 | ジノシと言うらしい。 | |||
大師堂 | pm14:05 | pm14:10 | 1:00 | 0:05 | 大師堂あたりだ、時ならぬ雪時雨、大粒の雪ちらほら。驚いたが大師堂の立ち寄り見失う。 | 道標はない、左のコンクリートの会談だが、引き返して探す、石段の上のある。中々の急登だ。 |
周参見王子神社 | pm14:50 | 0:40 | ここから舗装道路の中、民家や工場を線路を横切りながら歩く。 | ミカンを一つ頂戴したが瑞々しい。町中に鎮座。 | ||
万福寺 | pm15:07 | 0:17 | 同様に気楽に行くが的確に辿り着かない。 | 又、ミカンを一袋200円で三宝柑6ヶ買う。 | ||
周参見駅 下山 |
pm15:17 | 0:10 | ここで宿に電話して迎えにきてもらう。 | 高台の枯木灘の海景色抜群。 | ||
宿 | pm15:30 | 素晴らしい露天風呂に大満足。 | 満月と煌々たる明星の露天かな。 | |||
総歩行時間 5時間17分 |
総休憩タイム 0:48 |
実歩行時間=4時間29分 |