伊勢神宮・外宮 三重県 伊勢市豊川町

豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祭りする豊受大神宮は、内宮(ないくう)に対して外宮(げくう)とも言う。
雄略(ゆうりゃく)天皇は、夢の中で天照大御神のお教えをお受けになられ、豊受大御神を丹波(たんば)の国から、内宮にほど近い山田の原にお迎えされた。今からおよそ1500年の昔のこと。
豊受大御神は御饌都神(みけつかみ)とも呼ばれ、御饌、つまり神々にたてまつる食物をつかさどる。このことから衣食住、ひろく産業の守護神としてあがめられている。
内宮と同じく、正宮と呼ばれるように、建物やお祭りはほとんど内宮と同様、両宮は決して並列されるものではなく、あくまで内宮が神宮の中心。

天照大御神」の食事を司る豊受大御神を祀る「伊勢神宮 豊受大神宮(外宮)」。内宮に行く前に必ず外宮へ参拝する習わしがあり、天皇や皇族方は外宮から参拝される。外宮の奥には神々が食事をされる「御饌殿(みけでん)」があり、毎日朝夕に食事が奉られている。
平成17年 3月 3日