神庭の滝ーかんばの滝ー岡山県勝山町 日本の瀧百選
深い森の中、落差110メートル、巾20メートルの絢爛豪華な、素晴らしい瀧である。切り立った懸崖が周囲を囲み、それに映える新緑の感動的な風景は一品である。この谷山には、こぶりの野猿が200頭程度、餌付けしてあり、とても可愛い。管理人の、ほー、ほー、ほーという呼び声で山から一斉に駆け下りてくる。やはり外国種と異なり日本猿はこの日本の風土に似合った猿だ、とても親近感を抱き、同胞のような感情さえ湧き出る。
玉垂れ、と名付けた瀧が渓谷入り口で、しとしとと、ふり注ぐように垂れている。渓谷からそそり立つ岩場には鬼の穴とよぶ鍾乳洞のような深い洞穴もあった。
神庭の滝は、日本の滝百選に指定された、断崖絶壁を落下する滝の豪快さは、西日本一の規模。
また、「玉だれの滝」は、草葺き屋根から落ちる雨垂れに似た奇観の滝。周辺には、約200匹の野猿も生息しており、猿たちが愛嬌いっぱいの出迎えをしてくれる。
また、渓谷林もすばらしくカツラやケヤキ・イタヤカエデ・イヌシデなどの落葉樹のほかケグワやイワシデなど珍しい樹木もみられる。特に、春の新緑と秋の紅葉が見事。
米子自動車道久世I.Cから約30分 米子自動車道湯原I.Cから約30分