甲武信ヶ岳 日本百名山 海抜   
甲武信ヶ岳、こぶしが岳、甲州・武州・信州にまたがる名山、だが隣の三宝山のほうが海抜が高いし、雄大で悠々として鎮座している。どうして甲武信ヶ岳を深田久弥は選んだのか疑問に思った。親友は、甲武信ヶ岳は、日本の名河川、千曲川、笛吹川、荒川の源流を持つのが甲武信ヶ岳だからだと言う。成る程、凄い渓谷の東沢渓谷の様相を甲武信小屋の主人・山中徳治氏が主役である信濃毎日社のビデオを拝見したが、圧倒された。我々は下山後、西沢渓谷を周遊したが、見事な錦秋の渓谷美、数々の名瀑に惹きこまれたのであった。

平成19年10月29日ーー11月1日

ポイント 歩行タイム 休憩タイム ポイント概況 備考
鳥取 6:39 新大阪着9:30-発のぞみ6号9:53名古屋着10:45-発しなの9号ワイドビュー11:00
塩尻着12:49-発13:07-小淵沢着13:59ー発15:04-信濃川上着15:48
白木旅館 16:15 宿の主人に送迎して貰う。有難うございました。 新館の甲武信という部屋は最高に嬉しい。
平成19年10月30日
宿   快晴
6:00 夜半は雨の様子であったが朝から快晴。毛木平駐車場まで送迎したもらう。500円、有難いことだ。 山頂部の樹林帯には積雪10センチの情報、千曲川源流コースかと思案したが、十文字小屋に聞いて稜線には積雪無しと知る。
毛木平登山口 6:10 6:13 広い駐車場、トイレあり。 ここが登山口。落葉松の黄葉樹林がきれい。渓谷も紅葉で美しい。
千曲川源流分岐 6:23 0:10 左へと渡渉する。右は源流へ。 きれいなカラマツ黄葉と渓谷。
五里観音 6:35 6:40 0:12 0:05 小さい石仏。 ここから急登の八丁坂ジクザグ道が始る。コメツガ・シラベの樹林帯。
水場 7:23 7:30 0:43 0:07 最後の水場。 まだまだ急登続く。
八丁坂の頭 7:53 8:00 0:23 0:07 稜線である、大山が展望。 三宝山も次第に見えてきた。
十文字峠 8:25 0:25 小屋は直ぐである。
十文字小屋 8:30 8:35 0:05 0:05 テントが一つあった。
クサリ場 想像以上のクサリ場。急で数箇所ある。 垂直に近い岩場。
大山   9:23 9:43 0:48 0:20 展望のいい岩の山。積雪なし。 八ヶ岳が真っ白になっていた。
武信白岩山 10:25 0:42 急激に下り進むと、海抜2280米の武信白岩山。 危険な山で麓まで、険しい白い岩山。ここから更に鞍部へと下る。
尻岩 11:00 0:35 道沿いにあるが白岩山からかなり先であった。 丸い巨岩が二つ、お尻のような姿。鞍部へと下り三宝山へ登り開始。
三宝山 海抜2483米 12:15 12:50 1:15 0:35 樹林帯には積雪10センチ。視界無し。この山系の最高峰。下山開始して直ぐ右へ三宝石の巨岩群がある。 道は明快な足跡、時折積雪。山頂は積雪していた。ここで昼食とコーヒー、梨食べた。
甲武信ヶ岳 
      海抜2475米
13:30 13:55 0:40 0:25 立派な山頂の道標、武州のものである。 山梨県の道標は隅っこにあり、長野県のは見当たらず。
甲武信小屋 14:15 0:20 小屋近くにいて登山記録中、ドーンという轟音に驚嘆、地震であった。確かに山や大地の動くのを見た。 「大山鳴動」を目の当りにした。長野県中央部震度3の地震。直下型であろうか。
総歩行タイム
8:02
休憩タイム
1:44
実歩行タイム
6:18
10月31日宿 快晴 夜半から未明は相当な雨であったが、快晴となる。寒い。 日の出を見に小屋を午前五時半前に出る。日の出は六時過ぎ。
甲武信ヶ岳 往復 5:15 6:25 0:40 0:30 ご来迎待機。甲武信岳の肩がベストポイント。 寒かった。
甲武信小屋 6:50 快晴のスタート。 木賊山は小屋の前。
木賊山 海抜2468.6 7:05 0:15 短時間の急登。 とくさ山と呼称する。通過山。
分岐 7:15 0:10 破風山への分岐。 樹林帯の中。
1869ピーク 8:40 9:02 1:25 0:22 まあ、ここがとくちゃん新道への分岐。右へ下る。とくちゃん新道は稜線であるがカラマツ樹林あり石楠花の群落あるいい道だ。 左はヌク沢渡渉して西沢渓谷へ。とくちゃん新道は両サイドの切れた場所もある。
西沢山荘跡 10:43 1:41 ここが西沢渓谷入り口。最高所へ遡行し対岸の森林軌道を回り下山した。 ここから3時間半の渓谷周遊、素晴らしい滝の数々と水流と紅葉に痺れた。
総時
4:18
休憩タイム
0:22
実歩行タイム
3:56
西沢渓谷周遊 13:10 2:27 タクシーで川浦温泉へ。 山県館は一日1000トンの湧出量を誇る「源泉掛け流し温泉」。