国連歴史上の最大規模の腐敗とアナンの疑惑

遂に、愈々国連や欧州の一部の国々の疑惑が表面化しそうである。アメリカがイラク・フセインの大量破壊兵器保有疑惑で遂に立ち上がった時、反対していたアナン国連事務総長、フランス等がフセイン・イラクから収賄されていたという事実が明るみに出そうである。

1.アナンの長男の疑惑ー国連のイラク石油・食糧交換プログラムを巡る不正疑惑である。このプログラムを悪用してイラクの旧フセイン政権が約200億ドルの不正資金を獲得し、安全保障理事会、常任理事国のフランス・ロシア・中国の官僚などを買収したと、米国議会で調査が進行中である。

2.12月1日、この問題を調査している、米国上院議員のコールマン委員長によると、これまで210億ドルもの資金がフセイン政権に不正流用されフランスやロシアにも流れた証拠を得た、アナン国連事務総長の責任を追及すると発表した。

3.要するにフランスやロシアの高官、外国記者に高額の賄賂を贈り国連でのイラク攻撃への支持を抑制した。

4.不正資金の一部をパレスチナの自爆テロリスト支援に送金した証拠も得たという。

5.本問題を調査中である、米国のポール・ボルカー氏に捜査権を与えない国連を非難している。

6.国連の歴史上、最大規模の腐敗事件だと糾弾開始している。

7.要するに、国連と一部ヨーロッパのイラク戦争反対国ーフランス・ロシアがサダムフセインに加担していたという構図である。

これらが事実であれば、実に驚くべき犯罪が背景にあるのだ。来年初にはボルカー報告が提出されるであろう。アメリカとヨーロッパとの不和の重大な原因が明らかとなり、ブッシュ米国の道義的勝利は増進するであろう。
国連信仰は崩壊しつつある。国連権威は失墜して落ちた偶像となるか、国連政治の実態が明らかにされる年となるのではないか。国連信仰のある日本の左派、民主党等、眼を覚まさなくてはならない来年となるのではないか。
平成16年12月5日 徳永圀典