江沢民・前中国中央軍事委員主席が米国・日本・台湾は敵と決めつけ

中国、前中央軍事委員主席・江沢民は2004年12月中旬、済南軍区、南京軍区にある第二砲兵部隊を巡察した。その時、「長期的な敵は米国、中期的な敵は日本、当面の敵は台湾独立勢力」と決め付けて、軍の体制を整備するように指示した。

江沢民は先ず、「長期的な戦略に立てば、単独覇権主義が敵である」と直接の名指しを避けながらも米国を挙げたあと、
「日本軍国主義が中期的に対峙する敵だ」と端的に語った。「領土問題などでいずれ日本と対決することもありうる」と示唆した。

更に、江沢民は、「台湾独立勢力が当面のやっつける敵である」と指摘し、軍事的な力を背景に台湾問題を早期に解決するとの意気込みを見せた。

世界の覇権国家として共産主義思想の中国が乗り出してきた。中国に経済オンリーで進出して酷い目にあわない工夫が必要な日本である。財界人の国益意識の無さに警告する。
平成17年2月21日 徳永圀典