「言葉卑しからずして姿幽玄ならんを、うけたる達人とは申すべき哉」。 (風姿華伝) 世阿弥は、 芸格・人格の融和した気品の香気する花やかさを到達目標とした。 徳永解説 「物の言い方が卑しくない、 身の佇まいが、 いかにも華やかで、 優雅な気韻のある人。 これは天性の人格より 醸しだす気品や香気の 華やかに 融和した 人物像である。