徳永が創立38年の鳥取木鶏会の隠れた目的!

安岡正篤先生の郷学です。

学問は知識をひろめ、事物の理法を究める

立派な人間になる、人らしい人となる

為の「修養の学」であります。

第一は、人生は

如何なることが起るかわからない。禍福は糾える縄の如く、

その成否は予測出来ない

だが窮しても泰然と

艱難至るも心衰えず、富貴や貧賤にも湛然と処せるように

「人間学」を修めることが第一でありました。

第二は、

地方の風土を刷新し志気を高めたい。

我が国の歴史をみると、現在のように民心が頽廃した時、

日本でこれを救ったのは中央の文化中毒を受けず

素朴な生活を保っている地方の志士である。

この道理はいつの世であっても変わりがないと信じる。

かかる意味から人物学問の育成により郷里に確乎たる信念と教養を

持つ人材の輩出を念願したのも事実。

安岡正篤先生はこれを郷学と称された。

徳永の秘めた目的であります。