米国も日本も、メディア偏向のこの事実

1.アメリカ大統領選挙で、今回は民主党のケリーが優勢であると、世界中のマスメディアが報道したような印象を受けたのは、おそらく大多数の人々ではないか。時に、小さくブッシュが優勢と報じる人もいたが、メディアの声は小さかったと思う。

2.アメリカのニューヨークタイムスがケリー支援を鮮明にすると、ワシントンのメディアをはじめ次々とケリー支援を明白にした。要するにアメリカ東部のメディアは圧倒的に反ブッシュであった。彼等は、世界中に反ブッシュを拡散した震源であった。ヨーロッパ諸国も反ブッシュである。国連はアナン事務総長の親族を含め、又フランス等一部ヨーロッパ諸国もイラクのフセインから物凄い賄賂を貰っていた事実が何れ来年初めには世界中が知るであろう。現在、徹底的に調査中で来年には国連を揺るがす大問題となるであろう。

3.これら米国東部メディアが偏向している事実は、日本のメディアも同様と言うより、日本のメディアに主体性などあろう筈はなく、アメリカメディアという震源からの報道が、さも絶対的に正しいように同調し反ブッシュに追随し拡散したに違いない。

4.処が、圧倒的に米国の民衆はブッシュを支援して大勝させた。東部と西海岸の所謂、リベラルなる風潮の蔓延している地域だが、訳の分からぬリベラルに幻惑されない良識を大多数のアメリカ国民は持っていた事が今回の選挙で明白化した。
わが国でも、あの変な男、菅直人など、一時は盛んに、リベラルを唱えていたが、変節男の菅直人は、いつの間にか言わなくなった。菅直人のように、変節する人物は信用してはいけないのだ。

5.さて、このアメリカ東部のリベラル志向は、実は東部の大学のシンボル、ハーバード大学に在ると思われる。日本でも、官僚、大企業、学界などなど、ハーバード信仰に由来し、同大学がさも、米国の最高至上の大学のように思う、主体性の欠けた人間が官僚、学者、経営者に、有象無象のように存在している。
あのブランド物信仰と同じ、ミーちゃんハーちゃんと実質同レベルの人間集団なのである。ハーバード、エール大学、コーネル大学、ダートマス大学、ブラウン大学などは聞きしに勝るリベラル偏向で、大学の本質である、普遍性ある真理の追究とは似てもつかない政治的偏向をしているのである。特にハーバード大学が酷いと聞いた。

6.彼等卒業生は、日本の新聞社同様に、自ら偏向していながら、その害毒を世界に撒き散らしているのだ。ブッシュは素朴な人間性の保有者で、少しもそれらに撹乱されず、又アメリカの大多数はそれを支持した。現実のアメリカはリベラルでなく保守派が圧倒的に多いのは日本国とて同様であり、ノイズィなマイノリティであるマスメディアや学者が騒がしいだけである。保守とは国のよき伝統を護りつつ進歩・前進を希求するものである。

7.ハーバード大学の政治的偏向は絶対的事実で、学問の府とは云えない状態である事を明白に自覚しておかなくてはならぬ。その悪影響が日本のマスメディアに拡散されていることも事実である。これら連中は、自国の弱体化を狙っていると認識しなくてはなるまい。ブランド志向はネクタイに留まらず、自己の確立の無い事の証左でもある。
平成16年11月15日 徳永圀典