大峯山ー南奥駈道 @ (関西の山々C)
大峰山・奥駈道の分断的踏破を目指している私は、遂に、難関の「南奥駈道」に挑戦し、そして、成功した。
5月28日の日曜日から6月1日迄、5 日間、快晴ばかりの登山日和で感謝に耐えない。体重47キロの軽量の男が、17−18キロのあるリュックを背負い続け、あの難関の地蔵岳・槍ヶ岳も難なく通過できたことは有難い。風雨であれは至難であったろう。私のような男にとっては、実に偉大な業績である。下山後も足は全く通常である。体重を2キロ減らしたが、当然であり、余韻と感激に浸っており、親友の助言と指導なくては到底不可能であったことは明白であり、改めて心底からの感謝を表したい。平成18年6月2日
太古の辻
今回は林道を歩く。前回下山の黒谷沿いより早いし歩行簡単。
同宿は、東京のツアー4人組。
小仲坊 0728-34-1074
五鬼さんのお蔭で入浴、有難い。雨の心配なく幸運のスタート。
出発時、リュックの重量18キロ。重たくどうなるかと思い乍ら喘ぎつつ登る。
水500ミリリットル7本、お茶1本。熊鈴賑やかにする。汗ダクタ゜ク・
昨年は5月24日の登山では大日岳は満艦飾のような、アケボノツツジとシロヤシオの花であったが、今年は裏年で見られない。
たんたんとした山道、奥守岳に近くなると、往年の千古の森の雰囲気は台風で無残な破壊を遂げていた。ススキと笹に覆われた山。ブナの木が所々に見られた。
ここらは、大峯奥駈道中の随一と云われていた。森の中から強烈な動物臭が漂っていたと親友か云った
明るいなだらかな丘状の山。下山開始してすぐにある右折の道は厳禁。
嫁越峠への道に注意が必要。とにかく、南へ進むことが肝要
明るい潅木の山。新緑がきれい。
南に向けて下山して直ぐに、明白な踏み跡のある右折の道がある。大抵の人々はこれに従い進み、そして引き返している。私たちの次に来た20代の方は右折したまま谷まで下山し引き返して4時間のロスをしていた。これは罪な道である。踏み跡がはつきりしているので迷い安い。青年はバリケードをしておいたという。
雑木の茂る小さい鞍部から高原のような気持ちいい尾根道。
西側の岸壁の裾を巻くとツツジの花が沢山咲いていた。霧島系である。
ヒメ笹とブナの樹を見ながら一直線の登りの急登、ツツジが沢山きれいに咲いていた。
ここでも東京組と同泊。早めに食事する。飛騨肉シチューは各別うまかった。水は玉岡氏から頂戴し汲みに行く必要もなく助かる。
奇遇があり、著名な新宮やまびこ会の代表である玉岡氏にお目にかかる。この南奥駈道の維持と小屋の管理に情熱を捧げておられるお方に面談し感激を新たにした。心からの御礼を申したあげる。