大峰山ー南奥駈道 A
平成18年5月30日、遠距離の歩行日である。今夜の宿は上葛川の民宿・うらしま。親友は、あの地蔵岳の急峻な絶壁を明るい間に通過したい思いがあるようだ。我々は待経宿小屋の早朝出発することとした。起床午前3時半、真っ暗な宿でシュラフやら片付ける。私は薬缶を蹴飛ばす失敗をする。昨日は時間の余裕もあり私が先頭であったが。今日はスピードのある親友が先頭、私は必死で追随して歩行、阿吽の呼吸の態勢であり、お蔭で陽の高い内に下山できたことは有り難いことであった。平成18年5月30日 晴
ポイント | 着 | 発 | 歩行タイム | 休憩タイム | ポイント概況 | 備考 |
待経宿小屋 1135米 |
am4:25 | ライトは不要、餡餅一つ食べる。 | 起床am3時半。 | |||
林道分岐 | am4:30 | 0:05 | 前の林道を出て右、すぐ左に登山口あり。 | |||
平治宿 1158米 |
am5:25 | am6:05 | 0:55 | 0:40 | ここで朝食する。 | いい宿のようだ。 |
転法輪岳 1281米 |
am6:27 | am6:30 | 0:22 | 0:03 | ここから大日岳や釈迦岳が見える。 | ガレ場の鎖場から鞍部へ進む。 |
倶利伽羅岳 | am7:00 | am7:05 | 0:30 | 0:05 | ぐりから岳という。 | 枯木の山。 |
怒田宿跡 1077米 |
am8:10 | am8:15 | 1:05 | 0:05 | 記憶がない。 | |
行仙岳 1227米 |
am8:35 | am8:55 | 0:20 | 0:20 | この山も中々きつく15分の登り。 | |
行仙宿小屋 1103米 |
am9:20 | am9:30 | 0:25 | 0:10 | 佐田辻にある。ここからの笠捨越えは3-4ッのピークを越えるのだが、どれも急峻の直登で実に苦しいものであった。 | 直登の道で、踏み外せばずり落ちる、終始油断のならない登り道であった。親友を遥かに見ながら頑張る。素晴らしい小屋、掲示板に玉岡氏へ感謝の旨表示した。 |
1246米ピーク | 笠捨山の最後の前山。標高差約150米の最後の急登。 | 笠捨直下の鞍部にかけて左側の四ノ川側が切り立った断崖。 | ||||
笠捨山東峰 | am11:16 | am11:18 | 1:46 | 0:02 | 殺伐たる荒地で鉄塔が無機質に直立していた。 | マイクロ反射板あり。展望はよい。 |
笠捨山 1352米 |
am11:22 | pm12:05 | 0:04 | 0:43 | 東峰からはすぐである。錫杖のレプリカあり。ここから下山も急峻で油断ならない。 | 昼食。へとへとで食事も余り食べられない。ミカンが実に美味しい。アルファー米の五目飯。水で流し込む |
葛川辻 1153米 |
pm12:27 | 0:22 | 杉の樹林帯の中の急降下。 | |||
槍ヶ岳 1212米 |
pm13:13 | 0:46 | 実に難路の急激な岩場。石楠花咲き乱れている。槍ヶ岳の石標。 | 三点固定で慎重に進むしかない。 | ||
地蔵岳 1250米 |
pm13:30 | 0:17 | ぞつとするような断崖絶壁の登りと横ばい。石楠花満開。 | 一瞬たりとも油断できない難所の鎖場。写真をとる余裕なし。 | ||
四阿宿跡 1230米 |
pm14:07 | 0:37 | 樹林帯の中。 | あずまや宿跡。 | ||
東屋岳 1230米 |
pm14:10 | 0:03 | 道から少し離れた場所に東屋岳。 | |||
香精山 1121米 |
pm14:50 | pm15:00 | 0:40 | 0:10 | 宿の主人によると昔の「姥捨て山」の由、最近慰霊の石仏像を建立した。我々は確認していた。 | 実に険しい急峻な崖があった。貝吹野を過ぎて下る。 |
貝吹金剛 937米 |
pm15:37 | pm15:40 | 0:37 | 0:03 | 貝吹金剛までの急峻な樹林帯の下りも実に危険。 | 大きな岩あり。金剛童子の石柱。 |
上葛川口 | pm16:25 | 0:45 | 塔の谷の杉樹林帯の下山は陰気さと蒸し暑さで閉口した。道も少しは要注意。 | 民宿・うらしま。07466-9-0144 | ||
総歩行時間 12時間 |
休憩タイム 2時間21分 |
時歩行時間 9時間39分 |