大峯山ー南奥駈道 C  「川の熊野古道

これは番外編、否、古代はこの熊野川を本宮から下り、新宮の速玉大社へお参りしたのである。親友がこの川下りが有志により再開されていると知り、我々は川を下って見ることとした。事前予約が必要である。
それによると、「
川の熊野古道」という。
熊野古道は、伊勢と熊野速玉大社を結ぶ伊勢路、熊野本宮大社へ向かう本宮道、紀伊半島を海岸線に那智へ向かう大辺路など幾つものルートが奈良県・和歌山県・三重県に亘りクモの巣のように広がっている。中心が熊野地方である。
古来、熊野本宮で水ごりをとり、それまでの陸の道から離れ、河口の熊野速玉大社まで川舟で下るコースを取ったという。その距離37キロ、これが川の古道と言われ、長い間「古道中の古道」として親しまれていた参詣の大動脈であった。
お客は4人、皆地笠を被る。木舟に乗る、熊野川の水はきれいである。絶壁、奇岩、急流、淵、山のほうには滝が飛沫をあげている。船頭はベテランの操縦で懸念ない。現代の語り部は、面白くおかしく解説してくれる。
途中、川中の「島」に上陸し休憩も味なものである。
やがて、新宮の速玉大社の裏山の鬱蒼たる山々の背後に近づいた。これは、あの巨岩のある神倉神社のいます山である。約1時間半で速玉大社裏に到着した。得難い体験をした。平成18年6月1日 快晴

ポイント ポイント概況 備考
宿 am7:55 送迎して貰う。
熊野本宮大社 am8:20 am8:35 路線バス、湯の峰、川湯経由。
竹田前バス停 am9:30 ここは熊野川道の駅。
乗船 am9:50
新宮 am11:15
速玉大社 am11:25 am11:45 バスam11:53
新宮駅 am11:58 pm13:03 駅前で昼食。
新大阪駅 pm14:51 pm17:36
鳥取駅 pm20:18