スタバでの書き下し徳永の世界史 近世五百年

幕末日本 その117 5年319

幕末から明治の日本は、欧米列強の強さは軍事力にある見抜いた、富国強兵てある。西洋は産業革命による商工業の発達と確信したのだ。殖産興業策に励む事となったのは当然であろう。弱ければシナや東南アジアの如く植民地化されるのを見て明治日本人は、決然として、確固として 

徴兵制、学制改革、教育義務、租税義務、地租改革の

三大改革へと進んだのだ。

江戸時代の士農工商を逆転させて、商、工、農、士、に力点を変えた。商工業を盛んにして富を増やし、農と士は

徴兵制による強兵育成であった。

明治元年、明治天皇の五箇条御誓文の、一つ、

「官武一途庶民に至るまで、各々志を遂げ、人心をして

倦まざらしめんことを要す。」の見事な実践であった。