スタバでの書き下し徳永の世界史  近世五百年

その138  5年49

ここらで、アメリカの深慮遠謀を探索する!

日露戦争でロシアに勝った日本。ロシアの満州侵略を食い止めた。この勝利は大国に抑圧されている多くの国家、民族を狂喜させ勇気ずけた。この裏で白人優位意識の昨日まで友人であったアメリカ、イギリスであった。ロシアも虎視眈々と復讐を狙っていた。日露講和の仲立ちまでしたアメリカ、満州に野望も持っており、ロシアの満州進出阻止は好都合だった。

だが日本の強大化はアメリカのアジア太平洋地域覇権、チャイナ市場独占の邪魔であり日本を警戒することとなった。一変して日本を仮想敵国に位置づけた。セオドア・ルーズベルトはオレンジ計画と言う日本打倒計画を作成した。これは日米戦争のあらゆる場面を想定したもので以後の日米交渉、開戦挑発から終戦、占領政策など全てこの侵略日本計画に貫かれていたと言われる。