スタバでの書き下し徳永の世界史 近世五百年
その146 令和5年4月17日
この5カ国による日本包囲網は、死活にかかわります。
日本はアメリカに平和的解決交渉を誠意を以て進めた。
野村駐米大使とハル国務長官との日米交渉は、昭和16年3月8日から11月26日までの9ヶ月に及んだ。アメリカは交渉をまとめる意思はさらさら無く戦争準備の時間稼ぎに過ぎなかった。為に当初から日本を苛立たせるだけで解決の糸口は全く無かったのだ。アメリカは日本が到底飲めない事を承知で次々と難題を持ちかけ開戦せざるを得ないように挑発し続けた。