スタバでの書き下し徳永の世界史   近世五百年

その149 令和5420

ハルノートで国家の権威を塞がれた日本は、遂に開戦を決意した。

二千年の国家、民族の矜持として当然である。

アメリカの常套手段、敵に最初の一撃を打たせる策略だ。真珠湾からは新鋭戦艦、航空母艦を除外し廃艦に近い艦を残し集め日本海軍を誘ったのだ。アメリカではレーダーが発達しており日本政府や艦隊の動向は完全に握られていたのだ。

日本を戦争に巻き込むカラクリを知っていたのは、ルーズベルト大統領、ハル国務長官、スチムソンとノックスの陸海軍長官の四人と言われる。

ルーズベルト大統領はハワイのキンメル司令官のみ隠して全軍に戦争準備を命じた。

その上に宣戦布告通知を時の日本大使館外務官僚の失態がありアメリカへの通告が遅延した!!